『有明海のウナギは語る』 中尾勘悟著 久保正敏編著
商品コード: 2200010004193701
『有明海のウナギは語る 食と生態系の未来』
著:中尾勘悟 肥前環境民俗(干潟文化)写真研究所
編著:久保正敏 国立民族学博物館名誉教授
40年以上の有明海漁業の写真記録と文献調査を基に、ニホンウナギ資源量減少と近代的治水システムによる水辺生態系の劣化との関係を示し、このことが食と生態系の未来に直結すると論じる。
サイズ目安:
182×260×20mm
発行:公益財団法人千里文化財団
今、ニホンウナギが危ない
食と生態系の危機を告げるニホンウナギ
あわせて160歳超、干潟文化写真家と民族情報研究者が有明海調査と文献調査、二色の糸で織りなす、
次世代へのメッセージ「今、私たちに何ができるのか」
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目次
はじめに
第1章 食資源としてのウナギ
コラム「世界のウナギ属」
第2章 ニホンウナギの生態
コラム「ニホンウナギの性決定」
コラム「ウナギは2回変態する」 望岡 典隆
コラム「魚類の耳石と標識」
コラム「46m の滝登り」 松重 一輝・望岡 典隆
コラム「河川でのウナギの寝床」 松重 一輝・望岡 典隆
コラム「竹ん皮ウナギ」 望岡 典隆
第3章 日本の天然ウナギ漁
コラム「ウナギ食のタブー」
第4章 有明海の現況 — 資源の回復は?
コラム「潟スキー考」
コラム「鰻という姓」
第5章 ウナギ漁の今昔
第6章 有明海のウナギ漁法さまざま
コラム「九州にある特殊なウナギ石倉」 日比野 友亮
第7章 有明海各地域のウナギ漁
コラム「六角川河口域でのウナギ地獄釣り」
コラム「筑後川の大ウナギ退治の話」
コラム「東アジア鰻学会」
第8章 ウナギの資源回復を考える
コラム「ふるさとの川はみな違う」 阿部 夏丸
コラム「嬉野川とシーボルト」
コラム「生態系保全と防災の両立 —石組みによる河道改善」 安田 陽一
第9章 森里海の連環を考える
コラム「気仙沼舞根湾湿地保全 — ニホンウナギは私たちの未来を映し出す鏡」 田中 克
第10章 資源回復を目指す取り組み
コラム「粘り強い循環型地域社会を目指す南三陸町
コラム「自然共生社会の実現のための『運ぶもの』と『運ばないもの』」 亀山 哲
コラム「柳川のウナギ供養祭」
第11章 そして、これから