「驚異と怪異」の巡回展開催

特別展「驚異と怪異――モンスターたちは告げる」

開催期間:2020年4月25日(土)~ 6月14日(日)
※ 会期が次のとおり変更になります。
変更後 令和2年(2020)6月23日(火)~8月16日(日)

会  場:兵庫県立歴史博物館 ギャラリー

ヨーロッパや中東においては、犬頭人、一角獣といった不可思議ではあるが実在するかもしれない「驚異」は、神の偉大な力を示すものととらえられ、自然に関する知識の一部として伝えられました。また、東アジアにおいては、流星や異形の生き物の誕生など、通常とは異なる現象は、天や神仏からの警告である「怪異」としてとらえられ、歴史書のなかに記録されました。
本展では、国立民族学博物館所蔵の民族資料を中心に、人魚、竜、怪鳥、一角獣など、さまざまな世界の想像上の生き物について紹介するとともに、警告・凶兆(モンストルム)を語源とする怪物(モンスター)の文化史的な意味について考えてみます。

開催概要はこちら

【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う会員様への対応について

新型コロナウイルス感染拡大防止による
臨時休館に伴う友の会会員様への対応について

 

【維持会員・正会員・家族会員・ミュージアム会員】
臨時休館でご利用いただけなかった期間相当分の特別フリーパス(入館証)を発行します。申請の手続きについてのご案内は、『月刊みんぱく』7月号に同封いたしますのでご確認ください。臨時休館期間に有効期限の切れた方にも同時期にご案内をお送りいたします。

【みんぱくフリーパス】
臨時休館でご利用いただけなかった期間相当分の有効期限延長を行います。
ご案内は6月18日に郵送いたしますのでご確認ください。臨時休館期間に有効期限の切れた方にも同日ご案内をお送りいたします。

 


国立民族学博物館では、618日(木)の本館展示再開にあたって、しばらくのあいだ開館時間の短縮(10:0015:30 ※入館は15:00まで)をおこないます。また、みんぱくでは事前オンライン予約での来館を推奨していますが、友の会会員の方はご本人に限り、会員証またはみんぱくフリーパスのご提示で入館できますので、事前予約の必要はございません。同行者が非会員である場合、オンライン予約をおすすめください。スムーズに入館できます。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的として、以下の場合においては、友の会事務局で管理している個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)を開示することがあります。
  1.法令の根拠に基づき、開示を求められた場合
  2.公的機関(保健所等)からの正当な理由に基づく要請のある場合

*有効期限が切れた方が更新や申し込み等でご来館いただく場合も、事前予約の必要はございません。みんぱく受付カウンター窓口でインフォメーションスタッフにお申し出ください。
*万博記念公園をご通行の際は、各ゲート有人窓口で、「みんぱく」利用をお申し出いただき、通行証をお受け取りください。万博記念公園をご利用になる場合は、同園入園料が必要です。

ご来館の際は国立民族学博物館ホームページの「展示の観覧についてのお知らせ」をご確認ください。

【図書室について】当面の間、ご利用はみんぱくの研究活動に従事する方に限らせていただきます。一般の方のご利用については、今しばらくお待ちください。

ご観覧にあたり皆さまにはご迷惑とご不便をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

【6/3重要なお知らせ】国立民族学博物館本館展示の再開について

本館展示再開について

 

国立民族学博物館では、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を防止する観点から、2月28日以来、臨時休館を続けてまいりましたが、6月18日(木)に本館展示を再開いたします。

再開にあたって、しばらくのあいだ開館時間の短縮(10:00~15:30 ※入館は15:00まで)をおこないます。また、事前予約での来館を推奨し、1日当たりの入場者数を制限いたします。

予約方法の詳細や感染予防対策については、今後みんぱくホームページに掲載されますのでご確認ください。https://www.minpaku.ac.jp/

友の会では6月3日(水)の段階で、友の会が主催する7月末までの催しはすべて、中止もしくは延期することを決定しております。最新情報は決まり次第友の会ホームページに掲載いたします。

皆さまにはご迷惑とご不便をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

【5/6重要なお知らせ】国立民族学博物館の臨時休館について(延長のお知らせ)

国立民族学博物館の臨時休館について(2020.5.6更新)

国立民族学博物館(みんぱく)は、新型コロナウィルスによる感染症の拡大を防止する観点から、2月28日(金)〜5月6日(水・振)まで臨時休館をしておりました。同様の観点から、5月7日(木)以降も引き続き当面のあいだ臨時休館いたします。図書室も臨時閉室します。
開館の時期等については、今後の状況に応じてあらためてみんぱくホームページに掲載いたします。

https://www.minpaku.ac.jp/
(臨時休館を踏まえた館長のコメント、特別展や企画展の予定等も掲載しております)

同様に友の会の催しも当面のあいだ、中止もしくは延期いたします。最新情報は決まり次第、友の会ホームページに掲載いたします。
なお、4月20日(月)の段階で、友の会が主催する6月までの催しはすべて、中止もしくは延期することを決定しております。

長期間の休館となり、みなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願い申しあげます。

理事長徒然草(第9話)
「元理事立石義雄氏を悼む」

新型コロナウイルスの流行により4月7日には緊急事態宣言がだされました。民博も臨時休館の延長を余儀なくされ、春の特別展「先住民の宝」は準備が完了しているにもかかわらず、秋頃への延期となりました。4月23日の開幕予定だった企画展「知的生産のフロンティア」にも同様の措置がとられています。友の会の活動も極度に制限され、講演会や研修の旅は実施を自粛しております。

そうしたなか、当財団の理事を長くつとめてくださった立石義雄氏が4月21日、コロナ禍により急逝されました。80歳でした。謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申しあげます。立石氏は自社オムロンの経営だけでなく、京都商工会議所の会頭としても関西財界に重きをなしておられました。また文化人としての顔をもち、当財団にも暖かい支援の手を差し伸べてくださいました。

オムロンは創業者の立石一真氏(義雄氏の父)が提唱したSINIC理論(Seed-Innovation to Need-Impetus Cyclic Evolution)で知られています。これは1970年に京都国際会議場で開催された国際未来学会で発表された理論です。未来社会を予測するモデルであり、科学と技術と社会のあいだには円環的な関係があり、相互にインパクトをあたえあっているというものです。

参照:SINIC理論(オムロン ウェブサイト内)

国際未来学会の大会は創立まもない日本未来学会が主催した国際会議ですが、「万国博をかんがえる会」とおなじメンバーが立ち上げた「未来学研究会」が発端になっています。なかでも林雄二郎氏と加藤秀俊氏がその立役者として活躍し、大阪万博の年に実現させています。そこに京都財界の新星、立石一真氏が参画していくという構図です。このあたりの事情は、『季刊民族学』の最新号(172号)にある「インタビュー:加藤秀俊氏に聞く1970年前後の梅棹忠夫」をご覧ください。

オムロンといえば、駅の自動改札機でも有名です。日本初、いや世界初の自動改札機は阪急千里線の北千里駅に登場しました。1967年のことです。科学と技術と社会の相関関係をかんがえる格好の材料かもしれません。(2020年4月26日)