ラグビーからみる世界
写真・今野 完治
野球やサッカー、ラグビーなどいわゆる「近代スポーツ」の多くは、もともとイギリスで生まれ、植民地化・近代化のなかで広がっていったものである。本特集では、ラグビーが発祥の地イギリスを離れ、旧植民地をはじめとするそれぞれの国でどのように持ち込まれ、受容されているのか、それぞれの社会や文化とともに、ラグビーの過去と現在の世界的な広がりについて考える。
スポーツから世界をみる 文・石井 昌幸
ラグビーでみるイギリス社会史 文・石井 昌幸
アイルランド ナショナル・アイデンティティの多層性 坂 なつこ
「ラグビー王国」ニュージーランド 新井 正彦
楕円ボールのイレギュラー・バウンド
オーストラリアにおけるラグビー・リーグの誕生と展開 尾崎 正峰
フィジーの国民スポーツ「ラグビー」 橋本 和也
在日トンガ人ラグビー選手
グローバルな移動とスポーツ ニコ・ベズニエ 北原 卓也
万国喫茶往来 第6回
トルコのコーヒー文化とコーヒーハウス
オスマン時代から共和国時代へ
文・鈴木 董
写真・大村 次郷
再見細見世界情勢14
革命から50年
カストロ以後のキューバのゆくえ
後藤 政子
歴史とともに生きる
南アフリカ・グリクワの人びと
海野 るみ
南アフリカに住むグリクワは、この地の歴史においてかたちづくられた、さまざまなルーツをもつ多様な人びとの共同体である。そのような彼らが、みずからを「グリクワ」たらしめ、時代を生き抜くために共有するのは「グリクワの歴史」であるという。南アフリカの歴史をたどりながら、グリクワが共有する「歴史」をみる。
国立民族学博物館ミュージアム・ショップ
【地域(国)】
東アジア(日本)
西アジア(トルコ)
オセアニア(ニュージーランド、オーストラリア、フィジー、トンガ)
南アフリカ(南アフリカ)
西ヨーロッパ(イギリス、アイルランド)
南アメリカ(キューバ)