第364回 特別展「アジアとヨーロッパの肖像」関連 新・西方・東方見聞録 ―「アジアとヨーロッパの肖像」展の見せかた・見かた 講師

演題
特別展「アジアとヨーロッパの肖像」関連
新・西方・東方見聞録 ―「アジアとヨーロッパの肖像」展の見せかた・見かた

内容
マルコポーロの『東方見聞録』が、ヨーロッパのアジアへの眼を開かせた書物であるとすれば、今回の特別展は、アジアとヨーロッパが互いにその眼をどのように開いていったかをたどるものです。今回の展示にこめられた仕掛け、そしてその見つけ方をお話します。

※講演会終了後、特別展見学会を開催します。(1時間程)

講師
吉田 憲司(国立民族学博物館教授)

日時
2008年10月4日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第363回 シリーズ「人類学者×人類学者」(4) 友愛の人 マルセル・モース

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(4)
友愛の人 マルセル・モース

内容
よく知られているように、フランスの国是は「自由・平等・友愛」です。この「友愛」をモース以上に実際に生きた人を、私は知りません。かれは『贈与論』を著した人類学者として名を残しましたが、研究者・教育者であっただけでなく、社会党の活動家であり、みずから組合運動を実践し、新聞に記事を書きつづけました。人類学者であることと社会のなかで生きることがどのように可能なのか。それを考えてみます。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。

講師
竹沢 尚一郎(国立民族学博物館教授)

日時
2008年9月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第362回 シリーズ「人類学者×人類学者」(3) カナダ先住民研究のパイオニア フランツ・ボアズ

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(3)
カナダ先住民研究のパイオニア フランツ・ボアズ

内容
「アメリカ人類学の父」と呼ばれるボアズは、1890年代~1930年代にかけてコロンビア大学を拠点として教育研究に従事しました。彼はイヌイットやクワクワカワクゥの民族学的研究のパイオニアでした。彼の足跡をたどりながら研究を解説するとともに、私自身のカナダ先住民研究について紹介します。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。

講師
岸上 伸啓(国立民族学博物館教授)

日時
2008年8月2日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第361回 シリーズ「人類学者×人類学者」(2) フィールドで人類学すること ─マリノフスキーの切りひらいた新地平

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(2)
フィールドで人類学すること ─マリノフスキーの切りひらいた新地平

内容
マリノフスキーが1922年に著した民族誌『西太平洋の遠洋航海者』は人類学にまったく新しい地平を切りひらいたとされます。そのどこが、どのように新しかったのか。またこの著作には何が書かれているのか。マリノフスキーの生涯をたどり、この民族誌の一部をみなさんと一緒に読みながら、「フィールドで人類学する」ことの意味を考えたいと思います。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。

講師
三尾 稔(国立民族学博物館准教授)

日時
2008年7月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第360回 シリーズ「人類学者×人類学者」(1) レヴィ=ストロースとの出会い ─マルクス主義と構造主義のはざまで

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(1)
レヴィ=ストロースとの出会い ─マルクス主義と構造主義のはざまで

内容
レヴィ=ストロースの構造主義が日本で一世を風靡している頃、学生だった私は、その構造主義を敵視するかのような姿勢をとっていたマルクス主義人類学にはまっていました。ところが思わぬところで構造主義へとつながる考え方、トーテミズムに出会い、両者がトーテミズムに求めていたものは同じものではなかったかと、ふと気づきました。そんな私の文化人類学ことはじめをお話します。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。感想や質問に答えていただくだけでなく、講師と参加者の情報交換の場にもなっています。もちろん聞いているだけでもかまいません。さまざまな話題が展開され、とても興味深いひとときです。ぜひ、一度ご参加ください。

講師
佐々木 史郎(国立民族学博物館教授)

日時
2008年6月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料