第369回 アンデス文明の遺跡が語る人びとの暮らし ― 高地から海岸砂漠まで

演題
アンデス文明の遺跡が語る人びとの暮らし ― 高地から海岸砂漠まで

内容
アンデス文明とはその名の通り、アンデス山脈の上で生まれ発展したものですが、それ以外の地域、たとえば海岸地域にひろがる砂漠や、アマゾンにつながる低地の森林地帯でも人びとの暮らしは営まれてきました。遺跡から発掘される土器などからは、当時の様子がうかがえると同時に、現在へとその営みがつながっていることがわかります。紀元前から現在までつづくペルーの人びとの暮らしについて語ります。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
藤井 龍彦(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2009年3月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第368回 病をなおす(3) 医療人類学の現在 ─癒しの多様なかたち

演題
病をなおす(3)
医療人類学の現在 ─癒しの多様なかたち

内容
近代医療だけが病気を治しているのではありません。病むことが多様であれば、治療や癒しもまた多様なはずです。文化人類学や民族学は、この実態の解明に貢献してきましたが、それらの研究の一端をわかりやすく紹介します。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
池田 光穂(大阪大学教授)

日時
2009年2月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第367回 病をなおす(2) 伝統医療の変容 ─南アジアの事例から

演題
病をなおす(2)
伝統医療の変容 ─南アジアの事例から

内容
近年、インドのアーユルヴェーダをはじめとするアジアの伝統医療は、近代医療では得られない健康増進や癒しを求める人々によって、見直しが進んでいます。ヘルスツーリズム(医学的根拠に基づく健康回復や維持、増進につながる観光)の流行や美容業界への取り込みなど、アジアの伝統医療のいまを紹介しながら、現代社会における健康と癒しのあり方について考えます。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
松尾 瑞穂(国立民族学博物館外来研究員、学振特別研究員)

日時
2009年1月10日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第366回 病をなおす(1) オルタナティブという思想 ─医療とライフスタイルから

演題
病をなおす(1)
オルタナティブという思想 ─医療とライフスタイルから

内容
「西洋近代知に代わるもの」との意味をもつ「オルタナティブ」という言葉をご存知でしょうか。たとえば医療の場面では、植物療法や同毒療法(ホメオパシー)を用いるなど、近代医療とは病や健康のとらえかた自体が異なります。北米、ヨーロッパの医療やライフスタイルを事例に「オルタナティブ」の思想について考えます。

 

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
鈴木 七美(国立民族学博物館教授)

日時
2008年12月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第365回 国際協力で博物館をつくる ―ヨルダンと東ティモールの事例から

演題
国際協力で博物館をつくる ―ヨルダンと東ティモールの事例から

内容
一部の途上国では外貨獲得につながる観光資源のひとつとして、また多民族を抱える国では国内の異文化理解を図る手段として、博物館が注目されています。日本も途上国の博物館整備を支援していますが、一歩、展示や運営に踏み込むと各地域の文化が重くのしかかってきます。20年来、ソフト面から博物館つくりに関わってきた経験をもとに文化事業の国際協力について考えます。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会を開催します。

講師
森田 恒之(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2008年11月1日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料