第374回 先住民のいま(2) ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

演題
先住民のいま(2)
ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

内容
古代から民族の移動・興亡が繰り広げられた東南アジアでは、どの民族が「先住」で、どの時代からが「後」の民族なのか、はっきりと言うことはできません。しかし現在、幾つかの国家では「先住民政策」がとられ、国連宣言も批准されています。国家や国際団体が定める「先住民」と、近年急にそう呼ばれる事になった人々との意識のズレや、森林開発の場面で唱えられる「先住民保護」の虚と実を語ります。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
信田 敏宏(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年8月1日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第373回 先住民のいま(1) 狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

演題
先住民のいま(1)
狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

内容
南部アフリカの先住民としてよく知られるサン(ブッシュマン)の人々が、狩猟採集の生活を営むことは当然の権利と思われがちです。しかし、それは現在の彼ら自身が本当に望んでいる事なのでしょうか?これまでサンが関わった「先住民の権利」についての裁判は、欧米のNGO団体など外部からの働きかけ無しにはあり得ませんでした。世界的なネットワークのなかですすむ先住民運動と、当事者である先住民の思惑について解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2009年7月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第372回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 ポン教とチベット仏教

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
ポン教とチベット仏教

内容
ポン教がどのような宗教かを説明するのは容易ではありません。仏教と驚くほどの類似性を示しながら、独自の特質ももちつづけています。ポン教の歴史とチベット仏教との関係など、ポン教がもつさまざまな要素を解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
立川 武蔵(愛知学院大学教授、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2009年6月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第371回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

内容
チベット人はツキや運をよびよせるような霊的存在をヤンとよび、結婚式や人の死、家畜の売却、収穫時など生活の節目で、ヤンを取り込んだり、活力を再生させたりします。チベット文化圏にみられるこうした民間信仰の儀礼についてお話しします。

講師
長野 泰彦(国立民族学博物館教授)

日時
2009年5月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第370回 特別展「千家十職×みんぱく」関連 民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

演題
特別展「千家十職×みんぱく」関連
民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

内容
研究資料としてみんぱくに集められたものたちに、京の千家十職という専門家たちが光をあてました。あらためて見出された世界の「用の美」と日本でうけつがれてきた伝統の技との出会いから、新たな作品の制作にいたるまで、どのように特別展がつくられていったのかをお話しします。

講師
八杉 佳穂(国立民族学博物館教授)

日時
2009年4月4日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料