第426回 フィールドワークを語る ドリアン王国探訪記

演題
フィールドワークを語る
ドリアン王国探訪記

内容
『ドリアン王国探訪記』は、私がマレーシアの先住民オラン・アスリの研究のために、2年半現地に住みこんで調査をした時の体験をまとめた本のタイトルです。「ドリアン王国」は、オラン・アスリの世界を架空の王国になぞらえて称したものです。異文化ならではの失敗やトラブルを経験しながら、何とか首長の養子になる儀礼を経て、村に受け入れてもらうまでの体験をお話します。その儀礼の様子を収めた映像もお見せします。

※講演会終了後、質疑応答を中心とした懇談会を開催します(1時間程度)

講師
信田 敏宏(国立民族学博物館准教授)

日時
2013年12月7日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第425回 くすりの民族学

演題
くすりの民族学

内容
現在の日本は医学が発達し、長生きで健康的な生活が送れるようになりました。これは西洋医学のおかげですが、一方で高額な医療費、効き目の強い薬が用いられるなどの弊害も抱えています。そうした中で、日本に限らず世界各地の土着的な医療が見直されつつあります。日本ではいまも伝統的な売薬や民間薬が活用されています。日本人の薬の使用の歴史を考えながら、薬草についてお話します。

※講演会終了後、質疑応答を中心とした懇談会を開催します(1時間程度)

講師
小山 修三(千里文化財団理事長、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2013年11月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第424回 特別展「渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館」関連 渋沢敬三の「民具」へのこだわり

演題
特別展「渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館」関連
渋沢敬三の「民具」へのこだわり

内容
アチックミューゼアムの設立者、渋沢敬三は日本銀行総裁や大蔵大臣をつとめる一方、膨大な量の民俗資料を収集し、毎朝、出勤前の2時間を民俗学の研究にあてるなど、地道な研究をおこなう学者、文化人としても熱心に活動していました。民具という考え方を提唱したのも渋沢敬三でした。彼がそれほどまでに民俗学に傾倒した事情や社会的背景などについてお話します。

※講演会終了後に見学会をおこないます。(1時間程度)

講師
小島 摩文(鹿児島純心女子大学教授)

日時
2013年10月5日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第423回 みんぱくコレクションを語る カチーナ人形の作り手たち ─40年後の「もの語り」の可能性

演題
みんぱくコレクションを語る
カチーナ人形の作り手たち ─40年後の「もの語り」の可能性

内容
カチーナ人形はアメリカ先住民のホピの人びとが儀礼で用いる木製の人形です。みんぱくは1980年前後に283点を収集しましたが、資料情報がたいへん限られている状態です。人形の台座に記されたサインを手がかりに、制作者本人や親族を探し出すことができたので、将来的にはインタビュー調査を行う予定です。人形資料を介した「もの語り」の可能性についてお話します。

※講演会終了後に懇談会をおこないます。(1時間程度)

講師
伊藤 敦規(国立民族学博物館助教)

日時
2013年9月7日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第422回 新日本の文化展示関連 日本の森とミツバチと人

演題
新日本の文化展示関連
日本の森とミツバチと人

内容
日本の文化展示では、長崎県対馬を事例にして現在の日本の養蜂を新しく紹介しています。対馬では大木をくりぬいて作るハチドウを用いた伝統的な方法で、野生のニホンミツバチから蜜を集めています。蜂の来訪を待つだけでなく、群れを誘導したり巣を移植したりもします。日本の里山のしくみに養蜂がいかに結びついているのか、世界各地の養蜂の事例と比較しながらお話します。

※講演会終了後に懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2013年8月3日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料