第460回 現代中東地域研究推進事業拠点設置関連 エジプトにおける空手道の新地平 大衆文化にさぐる中東のいま

演題
現代中東地域研究推進事業拠点設置関連
エジプトにおける空手道の新地平 大衆文化にさぐる中東のいま

 

内容
中東地域を代表する空手大国、エジプト。競技人口は国内でサッカーに次いで二番目に多く、幅広い社会階層の人々が稽古に励んでいます。日本とは全く違った価値観から成り立っているように見えるエジプトにおいて、これほどまでに空手が受容されるのは何故なのでしょうか。宗教や政治的な動向ばかりが注目されがちな中東ですが、大衆文化にこそ彼らを知るヒントが隠されています。空手をとおしてグローバル化するエジプト社会の動向をさぐります。

※講義終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます。

講師
相島 葉月(国立民族学博物館准教授)

日時
2016年11月5日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第459回 特別展「見世物大博覧会」関連 見世物の昭和・平成 人間ポンプ・安田里美のライフヒストリーから

演題
特別展「見世物大博覧会」関連
見世物の昭和・平成 人間ポンプ・安田里美のライフヒストリーから

内容
忽然と祭りの場に現れ、姿を消す見世物小屋。その中で見せられる珍奇なものや奇想天外な演目。見世物は、「見る側」にいる私たちには”非日常”の存在です。一方で、仮設興行のひとつである見世物は、短期間に多くの集客を図るため、演目に工夫をこらし、巧みな「見せる」仕掛けを作り上げてきました。昭和と平成を生きた見世物小屋芸人・安田里美の生涯を追いながら、「見せる側」からみた見世物興行の実態に迫ります。

※講演会終了後、講師案内のもと特別展の見学会を実施。(一般要観覧券)

講師
鵜飼 正樹(京都文教大学教授)

日時
2016年10月1日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第458回 第88回民族学研修の旅関連 ネパール「市民社会」の再編を展望する

演題
第88回民族学研修の旅関連
ネパール「市民社会」の再編を展望する

内容
2015年、大規模な震災に見舞われたネパール。地震発生直後には、カーストや民族、宗教、社会階層など、多様な価値観をもつ人びとの間に共同の精神が生まれ、分断されていた「市民社会」が立ち現われました。こうした契機は今回に限ったことではありません。1951年の「開国」以降、民主化、マオイストの台頭、王制 の廃止など、節目のたびに、社会再編の機運が、人びとのなかで高まりを見せてきたのです。本講演会では、社会の再編に至る、今までとこれからを展望します。

※講義(70分)終了後、映像資料を鑑賞します。

講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)

 

日時
2016年9月3日(土) 13時30分~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第457回 フィリピンから海外に向かう人びと 日本と韓国の事例を中心に

演題
フィリピンから海外に向かう人びと 日本と韓国の事例を中心に

内容
フィリピンは、国外に約1024万人もが居住する「移民送り出し大国」です。日本には23万人のフィリピン人が暮らしています。かつての宗主国であるアメリカ合衆国をはじめ、中東や欧州、アジアには、男性労働者のみならず、介護や看護に従事する女性が、そして日本や韓国には、移住先社会の男性と婚姻を結ぶ女性が多く居住しています。本講演会では日本と韓国に住むフィリピン人移住者に注目し、コミュニティの活動や現地社会との関係構築の在り方について紹介します。

※講義(70分)終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます。

講師
永田 貴聖(国立民族学博物館機関研究員)

日時
2016年8月6日(土) 13時30分~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第456回 新中央・北アジア展示関連 中央アジアのイスラーム ある家族の物語から

演題
新中央・北アジア展示関連
中央アジアのイスラーム ある家族の物語から

 

内容
中央アジアに生きるテュルク系・イラン系の民族は、おもにスンナ派イスラームを信仰しています。 宗教は消滅すべきものとして、社会主義に基づく近代化が推し進められたソ連時代をはさんで、イスラームとの向き合い方も大きく様変わりしました。 本講演会ではカザフスタンに暮らすある家族に注目して、世代や個人によるイスラームの受け止め方の違いについてお話し、中央アジアにおけるイスラームの変容と 継承の在り方をさぐります。

※講義(70分)終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます。

講師
藤本 透子(国立民族学博物館助教)

日時
2016年7月2日(土) 13時30分~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円