【終了】第486回 キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

演題
キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

内容

日本に仏教を伝えた地域として知られる朝鮮半島。儒教の国としても知られる韓国。 しかし、統計をみると、宗教があるという人のうち過半数がキリスト教徒です。どうしてこれほどキリスト教が普及したのでしょうか。それを紐解けば、日本とは大きく異なる韓国の近現代史と、あまり知られていない現在の姿がいっぱいです。 植民地から軍事独裁へ、民主化運動と格差社会。そして、エネルギッシュな若者たちの生き方まで、 キリスト教を鍵に考えます。
講演会終了後、講師の案内のもと朝鮮半島の文化展示場を見学します。見学には会員証もしくは観覧券が必要です(40分)。

講師
太田 心平(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年3月9日(土)※第2土曜日 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

講演者が調査研究していた教会(提供・太田心平)

【終了】第485回アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

演題
アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

内容

農民が軍に強制徴募される場面を描いた箱型祭壇

数々のミニチュア人形に彩られたアンデスの箱型祭壇は、ペルーを代表する民衆芸術のひとつです。特に20世紀後半から、ペルー南部のアヤクチョ出身の職人たちによって、農村の祭りや生活風景を描いた作品が数多く生み出され、脚光を浴びてきました。一方、そのなかには、農民たちが犠牲となった暴力の歴史を物語る作品も存在します。本講演では、箱型祭壇に描かれた場面について紹介するとともに、歴史的な出来事を主題にした作品が創り出された背景について考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

 

講師
八木 百合子 (国立民族学博物館助教)

日時
2019年2月2日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

【終了】第484回 南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

演題
【みんぱく名誉教授シリーズ】
南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

内容

伝統航海術の知と技を今に伝えるチェチェメニ号(提供・国立民族学博物館)

人類学者は自身の好奇心と学的関心にかられてフィールドワークをおこないます。これが現地の人びとの好意に甘えて衣食住をともにし、ことばや生き方や世界観などを知るための調査方法です。有形無形の文化財も収集します。調査で学んだ貴重な情報や知識や技術や造形は、研究の源となり、博物館の「お宝」です。一方、それらは現地の人びとにとってどんな意味や価値があるのでしょうか。人類学者と被調査者とのかかわりについて再考します。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

講師
須藤 健一(堺市博物館館長、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2019年1月5日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

【終了】第483回 アーミッシュの信仰と文化― 歴史から現代へ

演題
企画展「アーミッシュ・キルトを訪ねて―そこに暮らし、そして世界に生きる人びと」
アーミッシュの信仰と文化― 歴史から現代へ

内容

アーミッシュは北米の田園地帯に暮らすキリスト教の一派で、素朴なライフスタイルを特徴とします。過剰を好まず、教育や医療も自分たちでおこなおうとします。その起源は一七世紀末のスイスで、母語はドイツ語です。聖書の教えを厳格に守る彼らは、派手な芸術を好みません。一方、先祖伝来のカリグラフィー(文字装飾)、書籍印刷、木工、手織りのキルトにみられる豊かな色彩と温もりのあるデザインはじつに魅力的です。彼らの来歴とともにその暮らしを紹介します。
※講演会終了後、解説付きで企画展の展示見学会をおこないます(40分)。
[解説 鈴木 七美(国立民族学博物館教授)]

オハイオ州ホームズ郡の州道を行くアーミッシュの馬車。「低速車両」の標識をつける義務があるため遠くからもよくみえる(撮影・踊共二)

 

講師
踊 共二(武蔵大学教授)

日時
2018年12月1日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5
セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円
■展示見学会にご参加の方は会員証もしくは展示観覧券をご提示ください。

第482回 震災を経ても土地に生きる―南三陸町波伝谷、12年間の映像記録を通して

演題
【特別展「工芸継承――東北発、日本インダストリアルデザインの原点と現在」関連】
震災を経ても土地に生きる―南三陸町波伝谷、12年間の映像記録を通して

内容

波伝谷の人びとの心のよすがとなったお獅子さま」(映画『願いと揺らぎより/提供・我妻和樹)


東日本大震災の津波で被災した宮城県南三陸町の漁村「波伝谷(はでんや)」に2005年から関わり続け、震災前後の12年間に『波伝谷に生きる人びと』『願いと揺らぎ』の2つのドキュメンタリー映画を製作し世に送り出した我妻和樹監督。長年に亘り一つの地域を愚直に撮り続けてきた我妻監督のお話を通して、人が大きな災害を経験してもなおその土地で生きようとすること、そして地域とともに生きようとすることがどういうことなのかについて一緒に考えてみませんか。
※講演会終了後、講師の案内のもと、特別展の見学会をおこないます(40分)。

講師
我妻 和樹(映画監督)
日髙 真吾(国立民族学博物館准教授)

日時
2018年11月3日(土・祝) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第7セミナー室

定員
50名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円
■展示見学会に参加の方は会員証もしくは展示観覧券をご提示ください。