【中止】東京講演会「アンデス高地の教会に集う人びとと祭りのすがた」

新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、本催しは残念ながら中止させていただくことになりました。
現時点、延期の目途はたっておりませんが、日を改めて開催する場合は、みんぱく友の会のホームページ等で改めてご案内いたします(2020年3月25日)。


演題

アンデス高地の教会に集う人びとと祭りのすがた

内容
南米ペルーの山岳地帯には、キリストや聖母を祀る数々の聖地が存在します。祭典の時期には、聖地の教会を目指して大勢の人が集まり、さまざまな祭礼行事がおこなわれます。聖地の名声が高まり、巡礼者の数が増えるにつれて、祭りの様相やそのあり方も大きく変化してきました。本講演では、祭礼を支える仕組みを紐解きながら、現代のアンデスの祭りのすがたについて紹介します。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

祭礼に参加する民俗舞踊のグループ(提供・八木百合子)

講師
八木 百合子(国立民族学博物館助教)

日時
2020年4月29日(水・祝) 
13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

祭りの聖像行列に参加する人びと(提供・八木百合子)

備考
友の会(★)・モンベル会員:無料
一般:500円
★維持会員(10名まで無料)、正会員(同伴1名無料)、ミュージアム会員、家族会員、キャンパスメンバーズ

講師プロフィール
専門は文化人類学、ラテンアメリカ地域研究。アンデス地域の宗教や文化の調査研究をおこなっている。
著書に『アンデスの聖人信仰―人の移動が織りなす文化のダイナミズム』(臨川書店)、翻訳に『世界一おもしろいお祭りの本』(創元社)など。

協賛
株式会社モンベル

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【終了】第128回東京講演会「消滅の危機に瀕した言語」

演題
消滅の危機に瀕した言語

内容
2019年は国際先住民言語年でしたが、日本ではほとんど話題になりませんでした。世界では数千もの言語が話されており、何億人も話すものも、数人しか話さないものもあります。近年、消滅の危機に瀕した言語についての意識が、少なくとも一定数の研究者間では高まっており、さまざまなアクションが起こされてきています。本講演では、実際に危機言語も調査している講師とともに、改めて危機言語というものを考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

ドマーキ語を話せないドマ人の子供たち(パキスタン、撮影者・吉岡乾)
ドマー語の「最後の話者」(パキスタン、撮影者・吉岡乾)

講師
吉岡 乾(国立民族学博物館准教授)

日時
2020年1月25日(土) 
13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
友の会★・モンベル会員:無料
一般:500円
★維持会員(同伴10名まで無料)、正会員(同伴1名無料)、ミュージアム会員、家族会員、キャンパスメンバーズ

講師プロフィール
専門は言語学・南アジア研究。ヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥークシ山脈の峻嶮な山々が集結している北パキスタンの言語について調査を続けている。著書に『なくなりそうな世界のことば』(創元社 2017年)『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』(創元社 2019年)。

協賛
株式会社モンベル

【終了】第127回 世界の楽器を探る

演題
世界の楽器を探る

内容
ヨーロッパに限らない世界の音楽の研究は、19世紀末に始まりました。それから半世紀以上のあいだ、楽器は民族音楽学研究の主要な研究テーマのひとつでした。オランダ人研究者ヤープ・クンストは、1955年に、民族音楽学の研究対象は伝統的な音楽と楽器であると述べています。楽器の分類と系統の解明を大きな課題としてきた楽器研究は、何を明らかにし、現在にどのように引き継がれているのでしょうか。楽器研究の歩みをたどってみます。
※講演会終了後、国立音楽大学楽器学資料館の見学会と映像鑑賞会を交代制でおこないます(40分)。

棒ツィターの伴奏で歌うオイの女性(ラオス)

講師
福岡 正太(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年9月14日(土) 
13時30分~14時40分

場所
国立音楽大学7号館2階多目的室
(東京都立川市柏町5-5-1)

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会:無料、一般:500円

 

【終了】第126回 チワン(壮)族の文化の資源化の現状

演題
【みんぱく名誉教授シリーズ】
チワン(壮)族の文化の資源化の現状

内容
チワン(壮)族は、中国の55の少数民族のうち最大の人口を有し、その多くが中国南部の広西壮族自治区に居住しています。歴史的に漢文化の影響を受容してきましたが、歌掛けやモチ米食品への嗜好性など独自性をも保持してきました。1990年代以降、中国の経済発展にともない、かつて男女の歌掛けの際に用いられた「繍球」が商品化され、高床式住居が観光資源として活用されるなどの変化がみられます。本講演では、こうした事例をつうじて文化の資源化について考えます。

龍勝各族自治県龍勝鎮平安村の棚田の風景(提供・塚田誠之)

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

講師
塚田 誠之
(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2019年7月13日(土)
13時30分~14時40分

繍球は壮族文化のシンボルで、観光土産品となっている(提供・塚田誠之)


場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
友の会・モンベル会員:無料
一般:500円


「繍球の郷」靖西県旧州街では、おおくの人が繍球をつくる(提供・塚田誠之)

 

 

 

 

 

 

 

【終了】第125回 米国先住民ホピの暮らしと世界観

演題
米国先住民ホピの暮らしと世界観

内容

カチーナ人形資料を熟覧中のダランス・チェミカ氏(2014年10月16日撮影)

米国アリゾナ州のグランドキャニオンの近くに保留地を持つ先住民ホピは、乾燥した土地に暮らす農耕民です。農作物の生長に欠かせない降雨を祈願する儀礼には、超自然的存在カチーナが現れます。動物や植物や自然現象そのものを表し、その存在自体が雨雲の化身とみなされています。民博はカチーナ人形資料を281体収蔵しています。ホピの人びとによる資料解説映像を通して、彼らの暮らしと世界観を紹介します。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会(40分)をおこないます。


講師
伊藤 敦規(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年3月9日(土) 13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会・モンベル会員:無料、一般:500円