第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

中国における「茶道」ともいうべき「工夫茶(こうふちゃ)」。「工夫」は、「手間ひまをかける」を意味しますが、その工夫茶の奥深い世界を体験します。

セミナーでは、周達生先生による工夫茶の概説とその変容のお話ののち、王連茂先生に福建省泉州でブームとなっている工夫茶の味わい方の最新事情についてお話をうかがいます。その後、実際に王先生に数種類の最高級のお茶をいれていただき、それぞれがもつ香りと味の深みを楽しみます。また、お土産として茶器の一部と茶葉をお持ち帰りいただきます。


第44回 中国茶を味わう-─工夫茶の世界 実施報告

第43回体験セミナー

第43回体験セミナー 世界の発酵文化:フナズシ ─ ─魚とコメの出会いが生んだスローフード

世界にはさまざまな発酵食品があり、それぞれユニークな食文化を形成しています。『季刊民族学』104号(04年4月発行)の特集でとりあげ、多くの会員の方から反響がよせられた、日本の発酵文化「フナズシ」について考えます。

『季刊民族学』でご執筆いただいた堀越昌子先生を講師に迎え、発酵食「ナレズシ」の保存技術や文化、そして琵琶湖周辺の食文化についてお話しいただくとともに、老舗フナズシ店で製造工程の一部を見学し、まさに食べごろの「フナズシ」を食していただきます。

第42回体験セミナー 香りのシルクロード ─ ─アラビアンナイトと和の香り

第42回体験セミナー 香りのシルクロード ─ ─アラビアンナイトと和の香り

2004年9月25日(土)

「この世で価値があるものは、女性、よい香り、そして祈りの三つ」と、預言者ムハンマドは語ったといわれています。イスラム世界には豊かな香りの伝統があり、『アラビアンナイト』にも香りにまつわる場面が数多く登場します。一方、日本でも6世紀末に香木が漂着して以来、その香りを独自の感性で解釈し、日本の香りをつくってきました。講師からイスラム世界の香りについてのお話をうかがったのち、寛政年間から京都で薬種業を営まれる山田松香木店(やまだまつこうぼくてん)にて香道を体験し、日本の香りを「聞いて」みます。


第42回 香りのシルクロード-─アラビアンナイトと和の香り 実施報告

イスラームと和の香りに酔いしれる

秋晴れの9月25日、京都御所に程近い山田松香木店にて第42回体験セミナーを開催しました。会場では西尾哲夫先生の講演で紹介されたイスラーム世界の代表的な香原料「麝香(じゃこう)」「龍涎香(りゅうぜんこう)」「乳香(にゅうこう)」「沈香(じんこう)」や、店に代々伝わる和の香りをかもす貴重な香木の数々を間近にみることができました。粛々と進められた香道体験とともに、イスラームと和のふたつの香り世界に酔いしれた半日となりました。

第41回体験セミナー 横浜中華街の春節祭 ─ ─華僑・華人のアイデンティティ

第41回体験セミナー 横浜中華街の春節祭 ─ ─華僑・華人のアイデンティティ

2004年1月31日(土)

旧暦の正月を祝う春節祭。祭でにぎわう横浜中華街を訪ねます。この町で育った陳天璽先生から、中華街にくらす華僑・華商たちのアイデンティティについてお話いただきます。横浜中華街を、そこにくらす人びとの視点で考えてみましょう。昼食は中華街で北京料理をいただきます。

第40回体験セミナー 沖縄・泡盛 ─ ─世界に誇る日本の蒸留酒

第40回体験セミナー 沖縄・泡盛 ─ ─世界に誇る日本の蒸留酒

2003年11月15日(土)・16日(日)

沖縄の酒「泡盛」は、周辺諸国との歴史的、文化的交流のなかで生まれ、この地の風土に育まれてきました。セミナーでは琉球王朝時代から続く蔵元を訪ね、黒麹菌による蒸留酒、泡盛と古酒の醸造過程を見学します。かつて酒造りは琉球王府の管轄下でおこなわれていました。これらの関連史跡や施設もめぐります。泡盛をとおして沖縄の人びとのくらしや、その歴史と文化について考えます。昼食・夕食には、泡盛とともに沖縄の郷土料理をお楽しみいただきます。

旅行主催: 西遊旅行