第52回体験セミナー シリーズ「巡礼(1)」 恐山 ─ ―東北の民間信仰 2泊3日

第52回体験セミナー シリーズ「巡礼(1)」 恐山 ─ ―東北の民間信仰

2006年10月6日(金)~8日(日)2泊3日

2泊3日 荒々しい岩場の合間から硫黄臭のたちこめる恐山。さらに仏像仏具に見立てられる奇岩奇石が連なり、古くから庶民の信仰をあつめ、恐山奥の院ともよばれる仏ヶ浦まで足をのばします。

温泉の宝庫、青森の名湯「古牧温泉」、佐井村の旅館ではおかみの手料理やおはなしとともに青森文化談義を楽しみましょう。また、“縄文の奇跡”三内丸山遺跡や、田中忠三郎氏(元・民博国内資料調査員、元青森稽古館館長)が青森で丹念に収集した民具資料も特別に見学します。

第51回体験セミナー 御食国若狭おばま訪問 ─ ─食文化を受け継ぐ

第51回体験セミナー 御食国若狭おばま訪問 ─ ─食文化を受け継ぐ

2006年5月13日(土)~14日(日)

古くから朝廷に塩や海産物等を納める「御食国」として知られる若狭。豊かな歴史、文化を背景として、現在小浜市では「食」によるまちづくりが積極的に進められています。

今回は、若狭を支えてきた「鯖街道」で、熊川宿(国の重要伝統的建造物群保存地区)における町並み保存の取り組みを見学し、その後、石毛直道前民博館長が名誉館長の「御食国若狭おばま食文化館」を訪問します。同館では、多くのユニークな試みをおこなっており、とくに地元の人の協力により運営されるキッチンスタジオは注目されています。実際に調理(郷土料理)を体験し、地域ぐるみで食文化を受け継ぐ取り組みについて考えます。

第50回体験セミナー 世界遺産「白川郷」をあるく ─ ─遺産観光と地域づくり

第50回体験セミナー 世界遺産「白川郷」をあるく ─ ─遺産観光と地域づくり

2005年12月17日(土)~18日(日)

白川郷が、世界文化遺産に登録されてから今年で10年。合掌造建築だけでなく、そこに暮らす人びとの生活の場そのものが指定された「人びとの住まう世界遺産」です。

今回は観光学がご専門の高田公理先生と、白川郷で「世界遺産」を活かした地域づくりを実践されている三島敏樹氏を講師に招き、合掌造建築を利用した民宿の囲炉裏を少人数でゆったりと囲み、遺産観光(ヘリテージ・ツーリズム)や地域づくりのお話をとおして、白川郷の魅力に触れます。

第49回体験セミナー 伊勢神宮 ─ ─アマテラスと式年遷宮から探る歴史と変遷

第49回体験セミナー 伊勢神宮 ─ ─アマテラスと式年遷宮から探る歴史と変遷

2005年11月20日(日) 9:45~15:00

「お伊勢さん」の愛称で今も昔も親しまれている伊勢神宮。現在、平成二十五年に行われる式年遷宮の準備が始まっています。

今回の体験セミナーでは『伊勢神宮──東アジアのアマテラス』の著者である千田稔先生と伊勢神宮の禰宜を務められていた矢野憲一先生を講師に迎え、アマテラス神話や式年遷宮についてお話いただきます。解説のあとは、伊勢名物の手こね寿司を味わい、伊勢神宮・内宮を見学します。


第49回 伊勢神宮-─アマテラスと式年遷宮から探る歴史と変遷 実施報告

第48回体験セミナー 奄美・カケロマの郷土芸能 ─ ~諸鈍シバヤ ~

第48回体験セミナー 奄美・カケロマの郷土芸能 ─ ~諸鈍シバヤ ~

2005年10月10日(月・祝)~12日(水)

奄美大島は、貴重な生物や美しい自然の宝庫であるだけでなく、琉球文化と大和文化の融合した固有の伝統文化の残る島です。

本体験セミナーでは、奄美大島南部の加計呂麻島で毎年旧暦9月9日に奉納される民俗芸能「諸鈍シバヤ」を見学します。祭りを伝承している島の人びととの交流をとおして、古来より受け継がれている多様な文化が息づく奄美大島の風土を肌で感じてみませんか。

諸鈍シバヤとは
加計呂麻島南部、諸鈍の大屯(おおちょん)神社で奉納される地狂言(村芝居、村踊り)の一種です。源平の合戦に敗れ、逃れてきた平資盛一族が、地元の人との交流を深めるために催した酒宴がその始まりと伝えられています。演者はすべて男性で、手製の紙面(カビディラ)をつけているのが特徴です。

曲目には「ククワ節」「シンジョウ節」「サンバト」などがあります。踊りや囃子には琉球文化と大和文化の双方の影響とともに、この地方独特の演出もみられ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。