第54回体験セミナー シリーズ「巡礼(2)」 熊野信仰・熊野詣の成立 ─ ―日本人の聖地信仰のルーツをさぐる) 2泊3日

第54回体験セミナー シリーズ「巡礼(2)」 熊野信仰・熊野詣の成立 ─ ―日本人の聖地信仰のルーツをさぐる

2007年5月18日(金)~20日(日) 2泊3日

熊野信仰の歴史は古く、神話時代にまでさかのぼります。聖地としての熊野は上下・道俗の身分を問わず、そして女性をも拒まず受け入れてきました。

そうした日本を代表する山岳霊場、熊野の歴史をたどり、その信仰を全国的に広めた山伏や熊野比丘尼の活動などをとおして熊野信仰・熊野詣がどのように成立・展開したのかを考えます。 じっさいに古道をあるいて史跡・社寺を訪ね、人々の熊野への想いを体験してみませんか。

第53回体験セミナー 文化人類学者と語る ─ ―地球の人びとと共に生きるために 1泊2日

第53回体験セミナー 文化人類学者と語る ─ ―地球の人びとと共に生きるために

2006年11月18(土)~19日(日) 1泊2日

昨年度から「友の会」講演会では「文化人類学への誘い」や「文化人類学の社会的活用」シリーズを開催し、学問を体系的に理解する取り組みをおこなってきました。

今回のセミナーでは、民族学・人類学の学問の歴史をあらためてたどり、現在もとめられている課題について、「開発」や「国際協力」をテーマにさらにつっこんだ内容で、より理解を深めていただきます。秋の深まる飛鳥の地で、新進気鋭の文化人類学者とともにお酒やお茶を片手に談論風発のひとときを楽しんでみませんか。

第52回体験セミナー シリーズ「巡礼(1)」 恐山 ─ ―東北の民間信仰 2泊3日

第52回体験セミナー シリーズ「巡礼(1)」 恐山 ─ ―東北の民間信仰

2006年10月6日(金)~8日(日)2泊3日

2泊3日 荒々しい岩場の合間から硫黄臭のたちこめる恐山。さらに仏像仏具に見立てられる奇岩奇石が連なり、古くから庶民の信仰をあつめ、恐山奥の院ともよばれる仏ヶ浦まで足をのばします。

温泉の宝庫、青森の名湯「古牧温泉」、佐井村の旅館ではおかみの手料理やおはなしとともに青森文化談義を楽しみましょう。また、“縄文の奇跡”三内丸山遺跡や、田中忠三郎氏(元・民博国内資料調査員、元青森稽古館館長)が青森で丹念に収集した民具資料も特別に見学します。

第51回体験セミナー 御食国若狭おばま訪問 ─ ─食文化を受け継ぐ

第51回体験セミナー 御食国若狭おばま訪問 ─ ─食文化を受け継ぐ

2006年5月13日(土)~14日(日)

古くから朝廷に塩や海産物等を納める「御食国」として知られる若狭。豊かな歴史、文化を背景として、現在小浜市では「食」によるまちづくりが積極的に進められています。

今回は、若狭を支えてきた「鯖街道」で、熊川宿(国の重要伝統的建造物群保存地区)における町並み保存の取り組みを見学し、その後、石毛直道前民博館長が名誉館長の「御食国若狭おばま食文化館」を訪問します。同館では、多くのユニークな試みをおこなっており、とくに地元の人の協力により運営されるキッチンスタジオは注目されています。実際に調理(郷土料理)を体験し、地域ぐるみで食文化を受け継ぐ取り組みについて考えます。

第50回体験セミナー 世界遺産「白川郷」をあるく ─ ─遺産観光と地域づくり

第50回体験セミナー 世界遺産「白川郷」をあるく ─ ─遺産観光と地域づくり

2005年12月17日(土)~18日(日)

白川郷が、世界文化遺産に登録されてから今年で10年。合掌造建築だけでなく、そこに暮らす人びとの生活の場そのものが指定された「人びとの住まう世界遺産」です。

今回は観光学がご専門の高田公理先生と、白川郷で「世界遺産」を活かした地域づくりを実践されている三島敏樹氏を講師に招き、合掌造建築を利用した民宿の囲炉裏を少人数でゆったりと囲み、遺産観光(ヘリテージ・ツーリズム)や地域づくりのお話をとおして、白川郷の魅力に触れます。