第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

中国における「茶道」ともいうべき「工夫茶(こうふちゃ)」。「工夫」は、「手間ひまをかける」を意味しますが、その工夫茶の奥深い世界を体験します。

セミナーでは、周達生先生による工夫茶の概説とその変容のお話ののち、王連茂先生に福建省泉州でブームとなっている工夫茶の味わい方の最新事情についてお話をうかがいます。その後、実際に王先生に数種類の最高級のお茶をいれていただき、それぞれがもつ香りと味の深みを楽しみます。また、お土産として茶器の一部と茶葉をお持ち帰りいただきます。


第44回 中国茶を味わう-─工夫茶の世界 実施報告

第317回 アラビアンナイトへの誘い(2) 19世紀イギリスの手作り「おもちゃ劇場」 ─ホームエンターテインメントにあらわれたアラビアンナイト

演題
アラビアンナイトへの誘い(2)
19世紀イギリスの手作り「おもちゃ劇場」
─ホームエンターテインメントにあらわれたアラビアンナイト

内容
19世紀、英国ではパントマイムと呼ばれる通俗劇が流行り、演目としてアラビアンナイトものは好まれた。そのおみやげ用の芝居絵を子供が切り抜いて遊んだのがきっかけで、組み立て式のおもちゃ劇場が売られるようになる。テレビのない時代のお茶の間劇場は、どういうつくりになっていたのか。

講師
山中 由里子(国立民族学博物館助手)

日時
2004年11月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

2004年11月5日(金)~11月9日(火) 5日間

昨年『あれも食べたこれも食べた─雑食の雑学』を刊行し、世界のあらゆる食文化を研究されている周達生先生を講師として、多彩な食文化が発達したシンガポール・香港を訪れます。 シンガポールでは、フカヒレやアワビが特徴のタイ風中華料理店や、ニョニャとよばれるマレー風中華料理店、またシンガポーリアンの台所・ホーカーズとよばれる屋台を訪れ、多民族文化の食を体験します。

香港では、豊富な食材が集まる市場の見学や、子豚の丸焼きやカエルなどのなじみのない料理を体験します。さらに足をのばして、マカオで「ポルトガル的」中華料理を味わい、かつて貿易で栄えた小さな島・長州島で、漁港ならではの地元海鮮料理を楽しみます。ぜひふたつの地域の食を通して、文化の多様性を感じてください。

第316回 アラビアンナイトへの誘い(1) タカラジェンヌの千一夜 ─日本におけるアラビアンナイト受容の一断面 講師

演題
アラビアンナイトへの誘い(1)
タカラジェンヌの千一夜 ─日本におけるアラビアンナイト受容の一断面

内容
宝塚歌劇におけるアラビアンナイト受容は、日本での一般的な受容と重なる。原作を忠実になぞったストーリーは宝塚的展開とは異質なものとしてとらえられる一方で、物語の筋や舞台が宝塚風に巧みにアレンジされている。

※終了後、特別展見学会をおこないます。詳細は「みんぱく見学会」欄をご覧ください。

講師
西尾 哲夫(国立民族学博物館助教)

日時
2004年10月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第43回体験セミナー

第43回体験セミナー 世界の発酵文化:フナズシ ─ ─魚とコメの出会いが生んだスローフード

世界にはさまざまな発酵食品があり、それぞれユニークな食文化を形成しています。『季刊民族学』104号(04年4月発行)の特集でとりあげ、多くの会員の方から反響がよせられた、日本の発酵文化「フナズシ」について考えます。

『季刊民族学』でご執筆いただいた堀越昌子先生を講師に迎え、発酵食「ナレズシ」の保存技術や文化、そして琵琶湖周辺の食文化についてお話しいただくとともに、老舗フナズシ店で製造工程の一部を見学し、まさに食べごろの「フナズシ」を食していただきます。