第325回 文化人類学への誘いシリーズ 基本編(1) 「文化」 伝わる文化・変わる文化 ―民族学の文化研究

演題
文化人類学への誘いシリーズ 基本編(1)
「文化」 伝わる文化・変わる文化 ―民族学の文化研究

内容

「文化」にはさまざまな意味があります。「日本文化」のようにある社会に属す人びとの思考、行動、産物の総体としてとらえることもできれば、箸や茶碗などのように具体的なモノとしてとらえることもできます。ここでは、総体的な文化を構成する個々の要素としての文化が、社会の外へ伝えられたり、外から伝えられたりすることによって、どのように変化し、どのように受容されるのかについての基本的な理論を説明します。

講師
佐々木 史郎(国立民族学博物館教授)

日時
2005年7月2日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第76回 連続講演会「文化人類学の社会的活用」(4) 高等教育(大学)における文化人類学

演題
連続講演会「文化人類学の社会的活用」(4)
高等教育(大学)における文化人類学

内容
21世紀のグローバル社会においては、新しい現代的な意味での教養が求められています。その一つとして、これまで蓄積されてきた文化人類学的な調査研究の成果が活用されることが期待されます。

わが国における民族学、文化人類学の研究の流れを振り返りながら、大学における新しい教養としての文化人類学教育のあり方をかんがえます。

講師
加藤 泰建(埼玉大学教授、日本文化人類学会会長)

日時
2005年7月10日(日) 10時30分~12時

場所
東京芸術劇場5階 大会議室

定員
112名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第66回 民族学研修の旅 はるかなるバルト三国 ─ 民族と歴史

第66回 民族学研修の旅 はるかなるバルト三国 ─ 民族と歴史

2005年7月26日(火)~8月4日(水) 10日間

エストニア、ラトヴィア、リトアニアは、中世ヨーロッパ文化が色濃く残る旧市街の外観と、開かれた都市としての先進性を併せ持つ、過去と現在が交錯する国々です。ヨーロッパやロシア・ソ連などの影響を受けながらも、各都市ごとに独自の文化をはぐくんできました。

今回の研修の旅は、世界遺産に登録されている都市の古い街並みと豊かな自然が残る島を訪れ、バルト三国がたどってきた民族の歴史について考えます。

第30回 企画展「アフリカのストリートアート展」展示見学

演題
企画展「アフリカのストリートアート展」展示見学

2005/07/16(土)

解説者 川口 幸也 (文化資源研究センター助教授)

内容
企画展示では、動物や自動車をかたどった装飾棺桶や、看板、生活雑貨などアフリカの多彩な造形が多数展示されています。展示を担当された川口幸也助教授に、活気とユーモアにあふれたアフリカの都市生活やストリートアートについてお話しいただきます。

第324回 文化人類学への誘いシリーズ 総説 文化人類学に何ができるのか

演題
文化人類学への誘いシリーズ 総説
文化人類学に何ができるのか

内容
グローバル化の進行とともに世界は狭くなっています。生活が便利になる一方で、世界のあちこちで、多種多様な文化要素が入り混じり、生活環境や社会が変則的に変化する現象もあらわれています。こうした状況において文化人類学による異文化と自文化の研究はますます重要視されています。総説では、文化人類学の知識と研究、そしてこれらを現実の社会にどのように生かしていくのか、わかりやすくお話ししたいとおもいます。

講師
松園 万亀雄(国立民族学博物館館長)

日時
2005年6月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料