第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

2004年11月5日(金)~11月9日(火) 5日間

昨年『あれも食べたこれも食べた─雑食の雑学』を刊行し、世界のあらゆる食文化を研究されている周達生先生を講師として、多彩な食文化が発達したシンガポール・香港を訪れます。 シンガポールでは、フカヒレやアワビが特徴のタイ風中華料理店や、ニョニャとよばれるマレー風中華料理店、またシンガポーリアンの台所・ホーカーズとよばれる屋台を訪れ、多民族文化の食を体験します。

香港では、豊富な食材が集まる市場の見学や、子豚の丸焼きやカエルなどのなじみのない料理を体験します。さらに足をのばして、マカオで「ポルトガル的」中華料理を味わい、かつて貿易で栄えた小さな島・長州島で、漁港ならではの地元海鮮料理を楽しみます。ぜひふたつの地域の食を通して、文化の多様性を感じてください。

第316回 アラビアンナイトへの誘い(1) タカラジェンヌの千一夜 ─日本におけるアラビアンナイト受容の一断面 講師

演題
アラビアンナイトへの誘い(1)
タカラジェンヌの千一夜 ─日本におけるアラビアンナイト受容の一断面

内容
宝塚歌劇におけるアラビアンナイト受容は、日本での一般的な受容と重なる。原作を忠実になぞったストーリーは宝塚的展開とは異質なものとしてとらえられる一方で、物語の筋や舞台が宝塚風に巧みにアレンジされている。

※終了後、特別展見学会をおこないます。詳細は「みんぱく見学会」欄をご覧ください。

講師
西尾 哲夫(国立民族学博物館助教)

日時
2004年10月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第43回体験セミナー

第43回体験セミナー 世界の発酵文化:フナズシ ─ ─魚とコメの出会いが生んだスローフード

世界にはさまざまな発酵食品があり、それぞれユニークな食文化を形成しています。『季刊民族学』104号(04年4月発行)の特集でとりあげ、多くの会員の方から反響がよせられた、日本の発酵文化「フナズシ」について考えます。

『季刊民族学』でご執筆いただいた堀越昌子先生を講師に迎え、発酵食「ナレズシ」の保存技術や文化、そして琵琶湖周辺の食文化についてお話しいただくとともに、老舗フナズシ店で製造工程の一部を見学し、まさに食べごろの「フナズシ」を食していただきます。

第27回 特別展「アラビアンナイト大博覧会

演題
特別展「アラビアンナイト大博覧会

2004/10/02(土)

解説者
西尾 哲夫 (特別展実行委員長 研究戦略センター助教授)

内容
特別展をみながら、多くの人がもつ中東のイメージと、現実との違いについて考えてみましょう。 同日の講演会『アラビアンナイトへの誘い(1)タカラジェンヌの千一夜─日本におけるアラビアンナイト受容の一断面』と続けてご参加ください。

第315回 われわれは文化を食べている ―雑食の雑学より

演題
われわれは文化を食べている ―雑食の雑学より

内容
価値の体系である「文化」の、食の側面が「食文化」である。われわれは、所属している民族や地域の食になじんでいて、他の民族や地域の食をゲテモノとよんだりするが、そのあたりのことをスライドをみながら考えてみる。

※講演会終了後、講師との懇談会(約1時間)をおこないます。当日、講演会受付でお申し込みください。

講師
周 達生(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2004年9月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料