第319回 自然と共生する文化(1) 文化・生物の多様性 ─国際的な共通認識のために

演題
自然と共生する文化(1)
文化・生物の多様性 ─国際的な共通認識のために

内容
これまで環境問題を考えるとき、自然環境と人間の関係という視点で語られることは多くはなかった。しかし近年は生物多様性を持続させるためには「文化」の側面も考慮に入れるべきだという見方が広まりつつある。生物と文化の多様性について、世界的に共通する認識を構築するために、東南アジアの人類学的、生態学的事例をとおして考える。

講師
阿部 健一(国立民族学博物館助教)

日時
2005年1月8日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第72回 連続講演会「文化人類学の社会的活用」(1) 文化人類学の社会的活用 ~ はじめに

演題
連続講演会「文化人類学の社会的活用」(1)
文化人類学の社会的活用 ~ はじめに

内容
かつてアメリカの文化人類学者マーガレット・ミードは、人類に未来があるとするならば人類学者が重要になってくるということを語っています。ミードの生きた20世紀にもまして、現代における文化人類学の意義は問われています。

フィールドワークの方法やそれにもとづく知識やかんがえ方が社会とどのように関わるのかをかんがえます。

講師
田村 克己(国立民族学博物館教授)

日時
2005年1月22日(土) 14時~15時30分

場所東京芸術劇場5階 中会議室

定員
80名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第318回 アラビアンナイトへの誘い(3) 江戸のラクダ見物 ―混淆する異界・イメージ・多文化

演題
アラビアンナイトへの誘い(3)
江戸のラクダ見物 ―混淆する異界・イメージ・多文化

内容
前近代の日本の庶民が、どのように中東世界・文物を受け容れたかの実例として、文政4(1821)年に長崎に舶来し各地をめぐって衝撃を与えたラクダをとりあげる。都市の見世物小屋で、いかに「異国」のラクダがイメージ化され、「異国」をめぐる言説が飛びかったかを紹介する。

※講演会終了後、講師との懇談会(約1時間)をおこないます。当日、講演会受付でお申し込みください。

講師
川添 裕(皇學館大学文学部教授)

日時
2004年12月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

第44回体験セミナー 中国茶を味わう ─ ─工夫茶の世界

中国における「茶道」ともいうべき「工夫茶(こうふちゃ)」。「工夫」は、「手間ひまをかける」を意味しますが、その工夫茶の奥深い世界を体験します。

セミナーでは、周達生先生による工夫茶の概説とその変容のお話ののち、王連茂先生に福建省泉州でブームとなっている工夫茶の味わい方の最新事情についてお話をうかがいます。その後、実際に王先生に数種類の最高級のお茶をいれていただき、それぞれがもつ香りと味の深みを楽しみます。また、お土産として茶器の一部と茶葉をお持ち帰りいただきます。


第44回 中国茶を味わう-─工夫茶の世界 実施報告

第317回 アラビアンナイトへの誘い(2) 19世紀イギリスの手作り「おもちゃ劇場」 ─ホームエンターテインメントにあらわれたアラビアンナイト

演題
アラビアンナイトへの誘い(2)
19世紀イギリスの手作り「おもちゃ劇場」
─ホームエンターテインメントにあらわれたアラビアンナイト

内容
19世紀、英国ではパントマイムと呼ばれる通俗劇が流行り、演目としてアラビアンナイトものは好まれた。そのおみやげ用の芝居絵を子供が切り抜いて遊んだのがきっかけで、組み立て式のおもちゃ劇場が売られるようになる。テレビのない時代のお茶の間劇場は、どういうつくりになっていたのか。

講師
山中 由里子(国立民族学博物館助手)

日時
2004年11月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料