第346回 特別展「聖地・巡礼」関連 聖地・巡礼 ―視覚と現実のはざま―

演題
特別展「聖地・巡礼」関連
聖地・巡礼 ―視覚と現実のはざま―

内容
映像の特色はその場の様子の全体をとらえることができる点にあり、目にみえない「聖なるもの」を記録するうえでおおいに力を発揮します。しかし、記録映画として完成したものからはやはり抜け落ちてしまう部分があります。取材や資料収集でのエピソードなどをとおしてそうした記録の裏側にも目を配りつつ、「聖なるもの」を映像で記録することの意味について考えてみましょう。

※講演会終了後、特別展見学会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
大森 康宏(国立民族学博物館教授)

日時
2007年4月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第81回 【巡回展「山本紀夫写真展」関連】 雲の上で暮らす ―アンデス・ヒマラヤ・チベット

演題
【巡回展「山本紀夫写真展」関連】
雲の上で暮らす ―アンデス・ヒマラヤ・チベット

内容
民博で開催された写真展が東京でも開催されます。そのオープニング当日、40年間にわたる山本名誉教授のフィールドワークについて、臨場感あふれるすばらしい写真とともにお話しいただきます。

講師
山本 紀夫(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2007年4月21日(土) 

第345回 連続講演会 文化人類学への誘い 応用編(8) 「住」 住むこと・生きること

演題
連続講演会 文化人類学への誘い 応用編(8)
「住」 住むこと・生きること

内容
住まいをもたない社会はありません。住まいは人間が人間として生きるために必須の文化ですが、やっかいなことに、それは生き甲斐にもなれば苦労の種にもなります。いま日本の住宅でなにが起きているかを知り、これからの住まいが向かう方向について考えてみたいとおもいます。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
佐藤 浩司(国立民族学博物館助教)

日時
2007年3月3日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第69回 民族学研修の旅 もう一つのハワイ ─ 山中速人先生と 三色アイスの世界 複合文化社会を歩く

第69回 民族学研修の旅 もう一つのハワイ ─ 山中速人先生と 三色アイスの世界 複合文化社会を歩く

2007年2月28日(水)~3月5日(月) 6日間

ハワイといえばワイキキ。でも、このワイキキは、ハワイの人びとが観光客という「他者」のための差し出した「租界」。そこにいれば、「楽園ハワイ」のすべてが満たされていると訪問者は思うけれど、それは作られたイメージの集積があるだけなのかもしれません。  わたしたちは、ワイキキを素通りして、もうひとつのハワイを目指します。

ハワイは、ポリネシア系先住民族ハワイ人の築いた文化を基盤として、近代にはいって隆盛をきわめたさとうきびプ ランテーションで働くために移住してきた、さまざまな移民たちによって築かれた「複合文化社会」です。多様な文化が混じり合い、かつ、主張し合うハワイの社会。ハワイ日系人の文化も、その中の重要な一部です。

わたしたちは、かつてプランテーションで栄えたカウアイ島ワイメアという小さな町をたずね、そこで暮らす土地の人びととふれあいながら、この多様な文化が複合するハワイの実相をフィールドワークで探ります。