第351回 技術の伝承と創出(1) 国の指定文化財とアイヌの工芸品

演題
技術の伝承と創出(1)
国の指定文化財とアイヌの工芸品

内容
アイヌの文化財で国による指定を受けているのはたった3件です。アイヌ文化振興法の制定により、アイヌの伝統工芸に対する認識は変わりつつはありますが、必要な植物などの素材が減少するなどアイヌ工芸をとりまく状況は依然として厳しいままです。文化財指定をめぐる状況などもふまえ、アイヌ工芸の今後について考えてみましょう。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
佐々木 利和(国立民族学博物館教授)

日時
2007年9月1日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第350回 現代社会の宗教・信仰(4) 日本宗教の異文化伝道 ―米国における天理教の布教戦略

演題
現代社会の宗教・信仰(4)
日本宗教の異文化伝道 ―米国における天理教の布教戦略

内容
貧・病・争に苦しむ民衆を救うという点で大きな役割を果たしてきた日本の新宗教。高度経済成長を経て社会が豊かになるとともに布教対象、戦略も変更をせまられました。そうした新宗教の歴史と現在を知るために海外布教に力をいれる天理教をとりあげ、異文化伝道の可能性と困難点について考えます。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
広瀬 浩二郎(国立民族学博物館助教)

日時
2007年8月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第71回 民族学研修の旅 友の会発足30周年記念特別企画 日本密教のふるさと ─ ─空海・最澄の足跡をたどる 8日間

第71回 民族学研修の旅 友の会発足30周年記念特別企画 日本密教のふるさと ─ ─空海・最澄の足跡をたどる

2007年8月3日(金)~8月10日(金) 8日間

密教の奥義を求め、唐へ渡った空海・最澄。空海が学んだ大興善寺、恵果法師に弟子入りし、密教を伝習した青龍寺。最澄が学んだ天台山の総本山・国清寺。空海・最澄が学んだ中国密教の史跡を訪ねます。

そのほか、中国一の古刹 白馬寺、浄土宗発祥の地である香積寺、世界遺産にも登録されている龍門石窟、中国四大仏教名山のひとつ普陀山など中国仏教ゆかりの地も訪ねます。


第71回 日本密教のふるさと-─空海・最澄の足跡をたどる 実施報告

「友の会」発足30周年を記念して、今回は22名の参加者とともに、空海、最澄たちが学んだ中国の寺院を訪ねました。

第349回 現代社会の宗教・信仰(3) 色のシンボリズム ―中国の事例にもとづいて

演題
現代社会の宗教・信仰(3)
色のシンボリズム ―中国の事例にもとづいて

内容
特定の色を文化的象徴として用いるのは世界共通に見られる現象で、その根底には宗教信仰とのかかわりが存在します。宇宙観、国家権力、呪力、食文化、年中行事、冠婚葬祭と「色」との関わりを通して、中国人の宗教観とその変化を考えてみましょう

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
韓 敏(国立民族学博物館助教)

日時
2007年7月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第348回 現代社会の宗教・信仰(2) 社会主義と宗教 ―旧ソ連とルーマニアの比較から

演題
現代社会の宗教・信仰(2)
社会主義と宗教 ―旧ソ連とルーマニアの比較から

内容
社会主義は無神論の立場から「宗教はアヘンである」と主張しました。しかし、社会主義の衰退とともに無神論はかつての勢いを失い、宗教はいま歴史の表舞台 にたっています。旧ソ連とルーマニアを事例に、近代的理性にもとづいた無神論とはなにか、また、人々が手放さなかった宗教とはなにかを考えてみましょう。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)当日、講演会受付にてお申込みください。

講師
新免 光比呂(国立民族学博物館教授)

日時
2007年6月2日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料