第375回 先住民のいま(3) 共生の道をさぐる「先住民」 ─ オーストラリアにて

演題
先住民のいま(3)
共生の道をさぐる「先住民」 ─ オーストラリアにて

内容
昨年、オーストラリアのラッド首相がこれまでの先住民政策のあり方について謝罪しました。現在のアボリジナル社会におけるさまざまな現象や問題は、自国の国民の内に「先住民」という区分けが意識され、彼らのみを対象とした施策がおこなわれたことと深く関係するのではないでしょうか。先住民であるかないかに限らず、多様な人々がともに社会を構成することがさけられない現代。共生社会への道程としてオーストラリアの事例を読みときます。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
松山 利夫(国立民族学博物館教授)

日時
2009年9月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第89回 【特別展「自然のこえ 命のかたち」関連】 カナダ先住民のいま─イヌイットと北西海岸先住民の世界

演題
【特別展「自然のこえ 命のかたち」関連】
カナダ先住民のいま─イヌイットと北西海岸先住民の世界

内容
カナダの約117万人の先住民の大半は出身地を離れ、伝統的な生活とは異なる都市生活を営んでいます。ホームランドと都市のそれぞれの生活の中で、先住民としてのアイデンティティを模索する彼らの様子を、アート作品に着目して紹介します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
岸上 伸啓(国立民族学博物館教授)

日時
2009年9月26日(土) 14時~15時30分

場所
JICA地球ひろばセミナールーム302

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第88回 海外所蔵のアイヌ民族資料 ―先住民博物館をめぐって

演題
海外所蔵のアイヌ民族資料 ―先住民博物館をめぐって

内容
先住民をめぐる世界の動向をうけて、国立のアイヌ民族博物館設立が話題にのぼっています。しかし、国内の資料だけでは、アイヌ文化の時代差や地域差を具体的に展示することは難しいのです。そこには近代日本の先住民政策や研究史などがからんでいます。
国立アメリカ・インディアン博物館を例にあげて考えます。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
小谷 凱宣(名古屋大学名誉教授)

日時
2009年9月13日(日) 14時~15時30分

場所
JICA地球ひろばセミナールーム202

定員
40名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第374回 先住民のいま(2) ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

演題
先住民のいま(2)
ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

内容
古代から民族の移動・興亡が繰り広げられた東南アジアでは、どの民族が「先住」で、どの時代からが「後」の民族なのか、はっきりと言うことはできません。しかし現在、幾つかの国家では「先住民政策」がとられ、国連宣言も批准されています。国家や国際団体が定める「先住民」と、近年急にそう呼ばれる事になった人々との意識のズレや、森林開発の場面で唱えられる「先住民保護」の虚と実を語ります。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
信田 敏宏(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年8月1日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第373回 先住民のいま(1) 狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

演題
先住民のいま(1)
狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

内容
南部アフリカの先住民としてよく知られるサン(ブッシュマン)の人々が、狩猟採集の生活を営むことは当然の権利と思われがちです。しかし、それは現在の彼ら自身が本当に望んでいる事なのでしょうか?これまでサンが関わった「先住民の権利」についての裁判は、欧米のNGO団体など外部からの働きかけ無しにはあり得ませんでした。世界的なネットワークのなかですすむ先住民運動と、当事者である先住民の思惑について解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2009年7月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料