第62回体験セミナー ネパール料理をあじわう ─ ”民族のるつぼ”ネパールの食文化にせまる

第62回体験セミナー
ネパール料理をあじわう ─ ”民族のるつぼ”ネパールの食文化にせまる

2011年7月9日(土)16時~19時半

ネパール料理と聞いてどのようなものを思いうかべますか? 約100ものカースト/民族によって構成される多民族国家ネパールでは、食文化も地域によってずいぶん異なっています。今回は家庭料理「ダールバート」と祭礼や祝事の料理「サマエバジー」を味わいます。(サマエバジーは特別メニューです。)ほかにもネパールから持ち帰ったグンドゥルック(乾燥させた発酵野菜)やロキシーという蒸留酒もご用意します。素焼き土器のおちょこ、パーラーはおみやげとして持ち帰りも可能です。料理を切り口にネパールの多様な文化にせまります。


第62回 ネパール料理をあじわう-”民族のるつぼ”ネパールの食文化にせまる 実施報告

ネパールが多民族によって構成されており、言葉から食事にいたるまでじつにさまざまであることや、水に対する意識と食事の準備、食べ方、台所の位置など食にまつわるお話をお聞きしました。

その後で先生がネパールから持ち帰ってくださったロキシー(蒸留酒)やグンドゥルックという乾燥させた発酵野菜を用いたスープ、ダールバートタルカリ(ふだんの食事)とサマエバジー(ネワール族のお祭りの食事)を味わいました。どのお料理もスパイスがきいていて味わい深く、とても好評でした。

お食事の途中ではバーンスリーという竹笛の生演奏のサプライズもあり、味覚だけでなく音楽も楽しみました。


上手に手でつまんで食べる方法も教えていただきました


バーンスリーの生演奏

第396回 特別展「ウメサオ タダオ展」関連 梅棹忠夫と民族誌写真

演題
特別展「ウメサオ タダオ展」関連
梅棹忠夫と民族誌写真

内容
日本写真家協会会員でもあった梅棹忠夫先生は、民族学調査での写真の活用について独自の見識のもと、世界各地で、その地に暮らす人びとの姿をカメラに収めました。「梅棹忠夫写真コレクション」は民博に寄贈され、現在その整理や情報化作業をすすめています。企画展「民族学者・梅棹忠夫の眼」の開催にあわせ、梅棹先生がカメラ・レンズを通じて眼を凝らそうとした世界を改めて見つめ直します。

※講演会終了後、企画展見学会をおこないます。当日の受付でお申込みください。

講師
吉田 憲司(国立民族学博物館教授)

日時
2011年6月4日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第98回 梅棹忠夫先生の学問世界

演題
梅棹忠夫先生の学問世界

内容
梅棹忠夫先生は、「幻視の行為者」としての人生をあゆまれました。そのあゆみは、みごとといってよいものです。梅棹先生の学問世界をささえていた三つの要素は、持続力、越境力、発見力だとおもっています。今回の講演会では、この三つの要素を中心にお話したいと考えています。

※講演会終了後、懇談会をおこないます。

講師
松原 正毅(坂の上の雲ミュージアム館長、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2011年6月26日(日) 14時~15時

場所
東京都中小企業会館 講堂

定員
130名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第395回 特別展「ウメサオ タダオ展」関連 梅棹忠夫の人となり

演題
特別展「ウメサオ タダオ展」関連
梅棹忠夫の人となり

内容
20世紀後半の日本を代表する知識人としての梅棹さんの業績はよく知られています。しかし、その人柄について知るのは、親しくした人びとに限られています。そこで、梅棹さんの酒歴など、知られざる梅棹忠夫像について紹介いたします。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演内容などの質疑応答や会員同士の交流の時間にもなっています。ぜひご参加ください。

講師
石毛 直道(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2011年5月7日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料