第414回 みんぱくコレクションを語る ネパールの金のはなし

演題
みんぱくコレクションを語る
ネパールの金のはなし

内容
ネパールの女性が所有するさまざまな金の装身具は成人や結婚のお祝いとして贈られます。砂金の採取と精錬、金の加工と販売はそれぞれ異なるカーストや民族の人びとがおこなってきました。私が収集した金細工工具や、木の実を用いた分銅などもお見せしながらお話します。

※講演会終了後、懇談会をおこないます。(1時間程度)

講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)

日時
2012年12月1日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第104回 世界のパスポート/パスポートの世界

演題
世界のパスポート/パスポートの世界

内容
パスポートはなぜ必要なのでしょうか?世界各地のさまざまな種類のパスポートの事例をとおして、それぞれの保証内容や発行機関について、また、発行する側と所持し、使用する側の意識のずれなど、人びとの帰属意識をめぐる思いについても考えてみます。海外移住資料館が所蔵する日本最古のパスポート(複製)なども閲覧します。

講演会、資料館見学のあと、横浜中華街の華都飯店(陳先生のご実家)でお食事会も予定しています。特別メニューで「酸菜火鍋」などをご用意いただきます。「酸菜火鍋」は塩漬けの白菜を使ったお鍋料理です。陳先生のお父さんの出身地である中国東北部の冬の定番料理の一つで、日本ではなかなか食べられない珍しい火鍋です。お料理をいただきながら陳先生のご家族のお話もうかがいましょう。
ご家族ご友人もぜひお誘いください。

講師
陳 天璽(国立民族学博物館准教授)

日時
2012年12月9日(土) 14時~15時/見学会:15時15分~16時15分

場所
JICA横浜会議室

定員
40名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第413回 ビデオテークより 祭礼の変容を映像で見る ─インド・グジャラートの女神祭礼

演題
ビデオテークより
祭礼の変容を映像で見る ─インド・グジャラートの女神祭礼

内容
宗教祭礼は永続的なものと思われがちですが、急速に変化することがあります。インドの女神祭礼の資料映像を見ながら、何が、なぜ変わるのか。それでも変わらないものは何かを解説します。すでに公開されている番組と、制作中のものを比較しながら考えてみます。

※講演会終了後、質疑応答を中心とした懇談会を開催します(1時間程)

講師
三尾 稔(国立民族学博物館准教授)

日時
2012年11月3日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第67回体験セミナー ニッポンの漆を考える ─ ─世界最古の漆発見の地・鳥浜貝塚と越前漆器

第67回体験セミナー ニッポンの漆を考える ─ ─世界最古の漆発見の地・鳥浜貝塚と越前漆器

10月26日(土)~27日(日)

光り輝く蒔絵や螺鈿が施された漆器はかつてヨーロッパの人びとを魅了し、それらが「japan」とよばれたことはよく知られています。そうした調度品や高級漆器以外にも、漆はさまざまな場面で日本の生活、文化を支えてきました。「縁の下の力持ち」としての要素も含め、日本の生活や文化と漆の関係について、ひろく考えてみます。

【訪問先】
若狭三方縄文博物館(福井県三方町)、うるしの里会館、片山漆器神社(鯖江市)ほか


第67回 ニッポンの漆を考える-─世界最古の漆発見の地・鳥浜貝塚と越前漆器 実施報告

悪天候にも負けず、福井県の若狭三方縄文博物館や越前漆器の生産地・鯖江市を訪問しました。 縄文から始まって現代までの漆事情についてのレクチャーや、職人を含む現地の方々のお話をとおして漆の世界について考えました。神社に奉納されている漆器作りの道具を披露していただくなど、地元のみなさんにもご協力いただきました。夕食時の懇談会では漆についての質疑応答だけでなく、みなさんのふだんの活動などについてもお聞きでき、とても楽しい時間でした。

参加者の感想です。

野一色勲さん
鳥浜貝塚の発掘途中で緑色の葉が見つかった話(泥に密閉されたために奇跡的に残った)に感動した。タイムカプセルに入ったような気分。

安原賢治さん
日高先生の解説、ふたつの漆器神社の見学、うるしの里会館での解説など、さまざまな角度から考えられて良かった。漆製品を使ってみようかな、と思った。

佐藤芳郎さん
以前の体験セミナーで行った木地師資料館で聞いた話を思い出した。技術者集団の拡散、交流、権威づけによる地位向上、対立、継承などがほそい糸でつながったように感じた。


片山漆器神社にて神社に保存されている漆工道具の解説を聞く


若狭三方縄文博物館にて出土した漆製品についての解説を聞く

第412回 特別展「世界の織機と織物」関連 世界の織機と異形の織物

演題
特別展「世界の織機と織物」関連
世界の織機と異形の織物

内容
世界各地では、さまざまな織機を使って、さまざまな織物が織られてきました。今回は、それらのうちから、輪状、楕円状、管状、丸紐状、ひだ状、交叉状、フォーク状、うろこ状、袋状などの異形の織物と、それらを織る織機を紹介します。

※講演会終了後、見学会(1時間程度)を開催します。

講師
吉本 忍(国立民族学博物館教授)

日時
2012年10月6日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料