第446回 特別展「韓日食博」関連/世界の食文化を学ぶ② 日韓の汁文化と発酵食品

演題
特別展「韓日食博」関連/世界の食文化を学ぶ②
日韓の汁文化と発酵食品

内容
日本と韓国には、共通する食材が多くあります。食事はそれぞれ「飯・汁・漬物」、「パプ・クク・キムチ」を基本とし、ごはんに合うおかずとの組合せで献立が構成される点も似ています。しかし、食材の組合せや発酵調味料の使い方、 盛り付け方や食べ方の違いなど、異なる点もたくさんあります。何が同じで何が違うのでしょうか。日韓食文化の類似点と相違点について、両国の汁物、漬物、発酵調味料に着目して紹介します。

※講義と併せ、発酵調味料等の味わい体験ワークショップをおこないます。

※特別展関連の講演会は、フリーパスをお持ちの方もカードのご提示でご参加いただけます。

講師
福留 奈美(お茶の水女子大学専門食育士)

日時
2015年9月5日(土) 14時~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第113回 【2015年、みんぱく東南アジア展示が新しくなりました!】 食の歳時記 ベトナム、黒タイの村から

演題
【2015年、みんぱく東南アジア展示が新しくなりました!】
食の歳時記 ベトナム、黒タイの村から

内容
山がちな西北ベトナムには、地形や高低に応じてさまざまな民族が住み分けて暮らしています。盆地で水田をつくっている黒タイは、モチ米が主食です。彼らの食卓は、季節の移り変わりに応じ、素材の特性を活かしたさまざまな旬の食材で豊かに彩られます。講演会では黒タイの食を歳時記風にとりあげ、そこからモノ、習慣、信仰、近隣の民族との関わりなど、かれらの生活の実相に迫ります。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会を実施します(40分)。

講師
樫永 真佐夫(国立民族学博物館准教授)

日時
2015年8月23日(日) 14時~16時

場所
JICA地球ひろばセミナールーム600

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第445回 新南アジア展示関連 インドを彩る日本のタイル インド近代化遺産のもうひとつの物語

演題
新南アジア展示関連
インドを彩る日本のタイル インド近代化遺産のもうひとつの物語

内容
日本でも最近耳にする文化遺産のあらたな概念「近代化遺産」。インドではいま、イギリスの植民地支配の記憶を伝える多様な「印洋」折衷建築の再評価が進んでいます。それら建築を彩るタイル自体、衛生観念の浸透とともに普及した近代化のシンボルです。植物文様やヒンドゥーの神がみを表した色彩豊かなタイルの多くが、じつは日本で製作されました。この小さな「文化遺産」を手がかりに、激動の近代史に隠された日本とインドの交流の足跡をたどります。

※講義と併せ、懇談会をおこないます。

講師
豊山 亜希(現代インド地域研究国立民族学博物館拠点 拠点研究員)

日時
2015年8月1日(土) 14時~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第444回 新南アジア展示関連 ヨーガの隆盛をさぐる 現代インドにおける「伝統」の再評価

演題
新南アジア展示関連 ヨーガの隆盛をさぐる
現代インドにおける「伝統」の再評価

内容
インドを発祥とするヨーガは、近年、新たなエクセサイズとして世界中で人気を集めています。その波はグローバル化が進むインド社会にも環流し、美容や健康はもとより、宗教や政治、産業やスポーツといった多元的な文脈において展開しています。本講演会では、近代ヨーガが構築された近現代史を紐解きながら、経済発展の影響による社会変化が著しい現代インドにおいて、ヨーガが隆盛している文化・社会的な動態について考えます。

※講演終了後、講師を囲み懇談会の時間を設けます。

講師
竹村 嘉晃(現代インド地域研究国立民族学博物館拠点 拠点研究員)

日時
2015年7月4日(土) 講演会14時~15時10分/懇談会15時20分~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第70回体験セミナー 日本の食文化 ─ 昆布に親しむ

第70回体験セミナー 日本の食文化 ─ 昆布に親しむ

6月25日(木)10時半~15時

日本の食文化をささえる、縁の下の力持ち「昆布」。 昆布じめや昆布巻、佃煮はもとより、日々口にするさまざまな料理にうま味を与える昆布は、日本がほこる貴重な食品です。動物性油脂分に「美味しさ」を求める地域が主流であるなか、良質の昆布が育つ環境に立地したことにもあいまって、日本では「昆布だし」の文化が発達しました。そんな身近な食品が、食の欧米化にともない、私たちの食生活から姿を消しつつあります。本セミナーでは、身近な食品にして、じつはあまり知られていない「昆布」を、食と、食をささえる生業の双方から再考します。

【実施内容】
・講義:「生業や資源利用から昆布を考える」(飯田卓)/「食から昆布を考える」(土居純一)
・昼食:精進料理を味わう
・ワークショップ:だしの取り方講座/映像資料「こんぶ漁」の鑑賞/昆布実物の見比べ

※ お土産に「こんぶ土居」の昆布加工食品をお持ち帰りいただきます。
※ 諸事情により内容を変更する場合があります。