【終了】第128回東京講演会「消滅の危機に瀕した言語」

演題
消滅の危機に瀕した言語

内容
2019年は国際先住民言語年でしたが、日本ではほとんど話題になりませんでした。世界では数千もの言語が話されており、何億人も話すものも、数人しか話さないものもあります。近年、消滅の危機に瀕した言語についての意識が、少なくとも一定数の研究者間では高まっており、さまざまなアクションが起こされてきています。本講演では、実際に危機言語も調査している講師とともに、改めて危機言語というものを考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

ドマーキ語を話せないドマ人の子供たち(パキスタン、撮影者・吉岡乾)
ドマー語の「最後の話者」(パキスタン、撮影者・吉岡乾)

講師
吉岡 乾(国立民族学博物館准教授)

日時
2020年1月25日(土) 
13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
友の会★・モンベル会員:無料
一般:500円
★維持会員(同伴10名まで無料)、正会員(同伴1名無料)、ミュージアム会員、家族会員、キャンパスメンバーズ

講師プロフィール
専門は言語学・南アジア研究。ヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥークシ山脈の峻嶮な山々が集結している北パキスタンの言語について調査を続けている。著書に『なくなりそうな世界のことば』(創元社 2017年)『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』(創元社 2019年)。

協賛
株式会社モンベル

【終了】[阪急生活楽校 講演会]イタリア人と食―生活を楽しむために(会場:阪急うめだ本店)

末尾の受付フォームよりお申し込みください。
ご本人を含む2名様までお申し込みができます。

阪急生活楽校 講演会
イタリア人と食―生活を楽しむために

生活を楽しむ達人といわれるイタリア人。その中心にあるのが「食」です。彼らは今でも家族だけでなく地域の人たちとも好んで一緒に食事をし、地元の食材にこだわっています。イタリアの食は地域ごと家族ごとに違いがあり、その違いが地域に根差す食を取り戻そうという運動の源のひとつになっています。日本と同じようにグローバル化、商業化が進む彼らの食の今を紹介しながら、食とは何か考えます。

ローマ近郊の町のパン屋。午前中はパンを買いに来る客でごった返すが、午後になるとパンはほとんど売れてしまいピザが中心となる(提供・宇田川妙子)

講師
宇田川 妙子
(国立民族学博物館教授)

日時
2019年12月11日(水)
14:00~15:30(開場13:30)

会場
阪急うめだホール
(阪急うめだ本店9階)

参加費
♦みんぱく友の会会員:無料
※維持会員、正会員、ミュージアム会員、家族会員、体験会員は会員証、
キャンパスメーバーズは学生証または職員証のご提示で、ご本人様に限り無料。
♦一般:1,000円
※阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTASIAカードのご提示で、ご本人様に限り一般価格より200円割引。
※お支払いは現金のみとなります。

定員
300名(申込先着順)

申込方法
末尾記載の受付フォームもしくは国立民族学博物館友の会事務局までお申し込みください。定員になり次第、受付を終了いたします。申込者ご本人を含め2名まで申し込みが可能です。
※参加された方の個人情報は本講演でのみ使用します。

講師プロフィール
専門はイタリアを中心とする南ヨーロッパの民族誌的研究。ジェンダーやセクシュアリティ、家族や親族などの私的な領域を中心に、社会のあり方について調査を続けている。『vesta106号~113号(味の素食の文化センター)にて「すべての道は「食」に通ずる~イタリア~(8)」を連載。著書に『城壁内からみるイタリア―ジェンダーを問い直す』(臨川書店)など。

主催
阪急うめだ本店、千里文化財団

協力
国立民族学博物館


【終了】第495回 聖なるもの 俗なるもの

演題
聖なるもの 俗なるもの

内容
「宗教」と呼ばれているものにはさまざまな儀礼や実践が見られます。定められた日に各地方の祭りがありますし、彼岸には人びとは祖先供養のため寺や墓地を訪れます。葬儀や法事には宗教的要素が強く見られます。一方、個々人の精神的救いのためには坐禅、念仏などがおこなわれています。これらさまざまな現象を聖なるもの、俗なるもの、浄なるもの、不浄なるものなどの基本概念によって統一的に捉えることを目指します。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

 

講師
立川 武蔵
(国立民族学博物館名誉教授)

遺灰を海に流す儀礼(ムムクル)。サヌール海岸、バリ

日時
2019年12月7日(土)
13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 
第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

台風による被害を受けられたみなさまに心よりお見舞い申しあげます。

 このたびの台風19号の被害により、当該地域の方におかれましては、一方ならぬご心労のことと心よりお見舞い申しあげます。
また、くれぐれも健康に留意されまして、一日も早い復旧と平常の生活に戻られますことを切にお祈り申しあげます。

 なお、刊行物のご送付先の変更等ございましたら、どうぞご遠慮なくお申し出ください。

【終了】第494回マウシムを生きる人びとの歴史―19世紀ペルシア湾の生業、交易、移動

演題
マウシムを生きる人びとの歴史―19世紀ペルシア湾の生業、交易、移動

内容
マウシムとはアラビア語で季節を意味し、「モンスーン(季節風)」の語源にもなっています。紀元後1世紀半ばの『エリュトラー海案内記』にも登場するモンスーンは、ただ航海時期と交易の季節を定めるばかりでなく、その影響下にある人びとの生業や航海活動に留まらない人びとの移動の時期も定めていました。本講演では特に19世紀のペルシア湾に焦点を当てて、季節風と人びとの生業、交易、移動とがどのように連動しているのか、そしてそれが今日にどのように残っているのかを考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

マスカト(オマーン)の漁港の風景、2007

講師
鈴木 英明
(国立民族学博物館助教)

日時
2019年11月2日(土)
13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円