長らく活動を休止しておりました出前授業を再開します!
今年度は、世界各地のビーズをとおして、世界の多様な文化と出会う、知って楽しい・ふれて楽しい・つくって楽しいプログラムを開発しました!
ビーズは人類史の初期に誕生し、人類の歩みとともに発展してきた、世界各地で見られる装飾文化です。世界各地のさまざまな素材でできたビーズを観察し、紙をくるくる丸めてつくるペーパービーズをつくることをとおして、世界の人びとの豊かな発想や、かざる・作るよろこびと出会ってみませんか。
大阪府北摂地域を中心とする近隣地域(※)の学校や団体様のイベントへ、財団スタッフがうかがいプログラムを実施します。図工や総合的な学習の時間をより充実させたい、または地域で世界の文化にふれるイベントを開催したい場合などに、ぜひご活用ください。
※自動車で日中往復が可能な地域であればどこでもうかがいます。まずはお気軽にご相談ください。
詳細は、出前授業紹介ページまたはご案内チラシをご覧ください。
☆出前授業訪問レポート☆
こんこんひろば様主催イベントに訪問し、プログラムを実施してきました!
2022年9月23日(金・祝)、京都府南丹市園部町の「UZUMAKI CAFÉ」に訪問し、こんこんひろば様主催イベントにおいて、出前授業プログラム「ビーズで世界とつながろう!―ペーパービーズづくりに挑戦!」を実施しました。
あいにくの雨でしたが、子どもから大人まで14名の方にご参加いただき、世界のビーズにふれる体験とお話、ペーパービーズづくりの90分間のプログラムを楽しんでいただきました。
以下に、実施したプログラムの内容を紹介します。
まずは、世界のビーズに実際にふれながら、どんな素材でできているか?を考えました。
その後、素材のこたえあわせをしながら、世界の人びとのくらしと、ビーズ文化についてのお話をしました。世界のあちこちで、私たちの思いもよらないものがビーズとして美しく、価値のあるものとなっていることに、驚きの様子がありました。
そして、身近な素材である紙でもビーズがつくれる!ということを紹介し、ペーパービーズづくりに挑戦です。
「ピンク色のビーズをたくさんつくりたい!」など、各自お気に入りの色を選んでつくり、完成したビーズをゴムひもに通して、ブレスレットに仕上げました。
ビーズはとても多様で、つくる人それぞれの豊かな発想や個性がたくさん詰まっています。
こうして、みんなでペーパービーズブレスレットをつくっても、ひとつとして同じものはありません。
プログラム前半のお話で、世界の多様なビーズをたくさん紹介しましたが、そんな世界のビーズと同じように、参加者のみなさんにも多様なビーズをつくってもらうことができました。
互いに完成したブレスレットを見せ合いながら、「色が素敵だね」「組み合わせが上手だね」と声を掛け合う参加者の皆さんに、ほっこりさせられる瞬間もありました。
プログラムの中で、みんぱくにあるたくさんのビーズ資料を紹介したこともあり、小学生(1年生)の参加者からは「明日にでもみんぱくに行きたい!」という声もいただき、みんぱくを知り、興味を持ってもらえる良い機会となりました。
京都府南丹市へは、みんぱくから車で1時間と少し。みんぱくへ気軽に来館するには少し距離がありますが、財団スタッフがみんぱくの資料や情報を持って訪問することで、みんぱくの魅力を伝え、みんぱくとの距離を縮めることができたように感じました。
近隣地域のみなさんはもちろん、遠方地域のみなさんにもぜひ活用していただきたい、千里文化財団の出前授業です。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
- 出前授業に関する申込・問い合わせ先
事業・調査グループ/出前授業・ワークショップ担当
TEL: 06-6877-8893 FAX: 06-6878-3716
E-mail: demae★senri-f.or.jp(★を@に変換してご連絡ください)
詳細は、出前授業紹介ページまたはご案内チラシをご覧ください。
主催 : 公益財団法人千里文化財団
協力 : 国立民族学博物館
本事業は、2022年度(公財)大阪コミュニティ財団匿名基金No.22助成事業です。