第88回 民族学研修の旅 映像がつなぐ人びとを訪ねて ─ 多民族国家ネパールの生活文化にふれる旅

第88回 民族学研修の旅 映像がつなぐ人びとを訪ねて ─ 多民族国家ネパールの生活文化にふれる旅

2017/01/08~01/15

■講師:南 真木人(国立民族学博物館准教授)

交流重視の8日間!国立民族学博物館(みんぱく)が撮りためた映像番組の取材先を訪問します!

北海道の1.8倍ほどの面積の国土に、標高差のある自然と、多様な価値観をもつ人びとが暮らしを営むネパール。バザールや楽師カーストの集落等、みんぱくが撮りためた映像番組んも取材先とともに、在住日本人の案内で医療や生業の現場を訪問する交流重視の8日間。縁ある人びとを訪ねて山地から平地、都市から地方へと移動し、自然と人びとの営みがともに多様なネパールの「いま」を体験します。

●本旅行の関連イベントを実施します。
旅行の同行講師である南真木人先生を講師に迎え、ネパールを身近に考える講演会、体験セミナーを実施します。

【大阪】第458回友の会講演会
2016年9月3日(土)「ネパール、『市民社会』を展望する」
【東京】第73回体験セミナー
2016年9月30日(金)「目と舌で知るネパール―映像鑑賞と国民食『ダール・バート』を手で食べる」
※会場、開催時間等詳細は、「友の会講演会」「体験セミナー」頁にてご確認ください。

第461回 インドにおける出産をめぐる信仰と産後ケア

演題
インドにおける出産をめぐる信仰と産後ケア

内容
近代化が進むアジアの地域と同様、今日のインドでは、かつて広く見られた産婆 の立ち会いによる自宅出産は減りつつあります。出産は「けがれ」の観念と深く結びついていますが、病院出産の普及とともに、出産の慣習は変化してきました。一方で、母親を取り巻く親族や地域に根付く産後ケアがあり、それはカーストや信仰とも関わっています。本講演会では、変わりゆく出産と産後ケアを通して、インド社会への理解を深めます。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会(40分)をおこないます。

講師
松尾 瑞穂(国立民族学博物館准教授)

日時
2016年12月3日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第74回体験セミナー 遠山霜月祭見学 ─ 神と人が集う夜

第74回体験セミナー 遠山霜月祭見学 ─ 神と人が集う夜

2016年12月10日(土)、11日(日)

天竜川流域に位置する山深い土地、三河、信濃、遠州の三地域が接する一帯には、冬季におこなわれる、湯立てを組み込んだ祭が分布しています。遠山霜月祭もそのひとつで、冬至を迎え、一年でもっとも日照時間が短くなる霜月(旧暦一一月)に祭が執りおこなわれます。諸国の神々を招いて湯を献じ、自らもその湯を浴びて邪を払う――。神と人が夜を徹してともに集い、次の春も実り豊かな里になるよう願う祭、それが遠山霜月祭です。

現在遠山地域には、霜月祭をおこなう神社が10社あり、いずれも「禰宜」とよばれる民間の宗教者を中心とした村人たちが祭を担っています。祭場を整えて湯を立て、全国から招いた神々にその湯を献じたのち、地元の神々と遊んで(面の登場)、身を清めるという一連の流れがありますが、湯を立てる釜の数やつくり、笛や銅拍子の有無、面の数や種類など、細部は地域によって異なります。

第74回体験セミナーでは木沢系と上町系の本祭の一部を見学し、下栗系の祭に携わる方からお話をうかがいます。あわせて、祭を支える遠山郷の民俗や、一帯で300近い面を保有することを踏まえたうえで、仮面のもつ文化的な意味についても考えてみたいと思います。

【12月10日】
飯田市美術博物館見学・講師レクチャー/木沢正八幡神社の本祭(一部)に参加

【12月11日】
遠山郷土館見学/下栗拾五社大明神にて地元の方から話を聞く/上町正八幡宮の本祭(一部)に参加/まつり伝承館「天伯」見学

第309回 ニホンに生きる多みんぞく②フィリピンのひとびと

演題
ニホンに生きる多みんぞく②フィリピンのひとびと

講師
高畑 幸(日本学術振興会特別研究員・大阪市立大学)

日時
2004年3月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
110名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第308回 ニホンに生きる多みんぞく①ブラジルのひとびと

演題
ニホンに生きる多みんぞく①ブラジルのひとびと

講師
リリアン・テルミ・ハタノ(甲南女子大学講師)

日時
2004年2月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
110名(先着順)

備考
■友の会会員:無料