第468回 新館長就任記念! 文明の転換点における博物館

演題
新館長就任記念! 文明の転換点における博物館

内容
人類の文明は、いま、大きな転換点を迎えているように思われます。従来、それぞれ中心、周縁とされてきた人間集団のあいだに、創造的なものも破壊的なものも含めて、双方向的な接触と交錯が至る所で起こるようになっています。 それだけに、異なる文化を尊重しつつ、相互の違いを超えてともに生きる世界を築くための知が求められています。このような時代における博物館の役割についてお話しします。

講師
吉田憲司(国立民族学博物館長)

日時
2017年7月1日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会:無料、一般:500円

第75回体験セミナー 川とともに生きる―日本の鵜飼探訪第2弾 三次の鵜飼漁見学と広島県の民俗芸能に出会う

第75回川とともに生きる―日本の鵜飼探訪第2弾

三次の鵜飼漁見学と広島県の民俗芸能に出会う

2017年7月22日(土)、23日(日)

現在、日本では11カ所で鵜飼漁がおこなわれています。昨年は長良川鵜飼を訪れましたが、今年は広島県北西部に位置する三次市の鵜飼漁を見学します。  三次は、中国山地を横断して日本海に流れる江の川と、その支流である馬洗川、西城川の合流点に位置し、かつてより舟運や川漁など川と深い関わりをもつ仕事が多くみられました。鵜飼漁もそのひとつです。

三次の鵜飼は、漁のきまり、集団で鵜飼をおこなうときの舟のフォーメーションと操り方、舟の形状などに、鵜飼が生業として営まれてきた名残をみることができます。鵜飼舟は細長く、喫水が浅いため小回りが効きます。一方で、喫水が浅い舟は揺れやすく、舟上での鵜の扱いが難しいともいわれます。

こうした特徴をもつ三次の鵜飼は、平成27年に生業鵜飼の技術をいまに伝えることが評価され、広島県の無形民俗文化財に指定されました。本セミナーでは地理・歴史的背景とともに、生業として育まれてきた三次の鵜飼について理解を深めます。

あわせて、広島県の民俗芸能にも注目します。県内には、5つに大別される個性豊かな神楽に加え、農業とともに発展したはやし田など、興味深い民俗芸能が数多くあります。県内の関連施設を訪ねて芸能そのものに親しむとともに、地域と民俗芸能の関係、継承のあり方についても考える機会にしたいと思います。みなさん、ぜひご参加ください。

【7月22日】
※鵜飼を中心とするプログラム みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)にてレクチャー、資料見学/鵜匠宅訪問/鵜飼漁見学

【7月23日】
※民俗芸能を中心とするプログラム みよし風土記の丘ミュージアムにてレクチャー、備後神楽「折敷舞」の実演鑑賞/芸北民俗芸能保存伝承館を見学/神楽門前湯治村にて芸北神楽鑑賞

第119回 新館長就任記念! 文明の転換点における博物館

演題
新館長就任記念!
文明の転換点における博物館

内容
人類の文明は、いま、大きな転換点を迎えているように思われます。従来、それぞれ中心、周縁とされてきた人間集団のあいだに、創造的なものも破壊的なものも含めて、双方向的な接触と交錯が至る所で起こるようになっています。 それだけに、異なる文化を尊重しつつ、相互の違いを超えてともに生きる世界を築くための知が求められています。このような時代における博物館の役割についてお話しします。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会を実施します(40分)

講師
吉田憲司(国立民族学博物館長)

日時
2017年7月15日(土) 13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会・モンベル会員:無料、一般:500円

第467回 【みんぱく名誉教授シリーズ】 人類史のなかの遊牧

演題
【みんぱく名誉教授シリーズ】
人類史のなかの遊牧

内容
人類の文明は、いま、大きな転換点を迎えているように思われます。従来、それぞれ中心、周縁とされてきた人間集団のあいだに、創造的なものも破壊的なものも含めて、双方向的な接触と交錯が至る所で起こるようになっています。 それだけに、異なる文化を尊重しつつ、相互の違いを超えてともに生きる世界を築くための知が求められています。このような時代における博物館の役割についてお話しします。

※講演会終了後、講師を囲んで懇親会を実施します(40分)

講師
松原正毅(国立民族学博物館名誉教授)

 

日時
2017年6月3日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

 

第118回 【第89回民族学研修の旅関連】モンゴル高原における遊牧民の遺産

演題
【第89回民族学研修の旅関連】
モンゴル高原における遊牧民の遺産

内容
モンゴル高原では古来、匈奴・鮮卑・突厥など、様々な民族が主役の座を交代しながら、遊牧文明が維持されてきました。遊牧とは、乾燥した気候にあわせて動物を多角的に利用する生活であり、移動によって随時、自然や社会の変化に対応する柔軟性を備えています。モンゴル遊牧民は、そうした生活の知恵や移動精神を、現在に受け継ぐ人びとです。馬に乗って草原を駆け、平和構築に励んだ遊牧民の暮らしを、各地に遺る史跡を手がかりに考えます。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会を実施します(40分)。

講師
小長谷 有紀(人間文化研究機構理事、国立民族学博物館併任教授)

日時
2017年5月13日(土) 13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会・モンベル会員:無料、一般:500円