第74回 民族学研修の旅 食は全州にあり ─ 韓国の食文化体験

第74回 民族学研修の旅 食は全州にあり ─ 韓国の食文化体験

2009年6月13日(金)~15日(日)

韓国の「食の都」として有名な全州。朝鮮半島西南部に位置する肥沃な穀倉地帯にあり、豊富な海の幸、山の幸にめぐまれた贅沢な料理で知られます。 テーブルからあふれんばかりに器がならぶ韓定食、本場の全州ビピンパプなど全州の味を堪能します。地元の人が集うマッコリタウンでは、大きなヤカンで出されるマッコリ(どぶろく)とたくさんの小皿料理を楽しんでください。

韓国で食の博物館の開館準備にすすめる韓福真(ハンボクチン)先生(昨年まで民博の客員教授)が、全州の食文化についてご案内くださいます。 また、食文化だけでなく、韓国の伝統家屋を復元した韓屋村体験館に宿泊し、伝統的な町並み、市場なども楽しみます。


第74回 食は全州にあり-韓国の食文化体験 実施報告

2泊3日の旅でしたが、もっと長く感じるような旅でした。食の都のお料理はどれも味わい深いものばかり。地元の人びとが愛するマッコリタウンでの食事(宴会?)では、お店の人とも仲良くなり、忘れられない思い出になりました。参加者の感想を紹介します。

先生方の日韓の両文化を比べながらのわかりやすい解説、そして全州の味についてのお話しに深く感銘しました。また、本物の韓国の食文化、歴史に触れることができたことも心にのこっています。南門市場にも自由時間も含めて3回ほど行けました。ナムルにする野草や様々な食材をみることができてよかったです。
平谷敬子さん

講師の方々からの解説、そして「学ぶ」心をもった方々との旅がこんなにもいいものとは・・・。初めての経験でした。これも民博友の会ならではの企画ですね。
三橋明夫さん


韓定食がならぶ食卓。お料理はおかわり自由!


マッコリタウンにて。お店の女将と杯を交わす

第372回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 ポン教とチベット仏教

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
ポン教とチベット仏教

内容
ポン教がどのような宗教かを説明するのは容易ではありません。仏教と驚くほどの類似性を示しながら、独自の特質ももちつづけています。ポン教の歴史とチベット仏教との関係など、ポン教がもつさまざまな要素を解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
立川 武蔵(愛知学院大学教授、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2009年6月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第371回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

内容
チベット人はツキや運をよびよせるような霊的存在をヤンとよび、結婚式や人の死、家畜の売却、収穫時など生活の節目で、ヤンを取り込んだり、活力を再生させたりします。チベット文化圏にみられるこうした民間信仰の儀礼についてお話しします。

講師
長野 泰彦(国立民族学博物館教授)

日時
2009年5月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第370回 特別展「千家十職×みんぱく」関連 民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

演題
特別展「千家十職×みんぱく」関連
民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

内容
研究資料としてみんぱくに集められたものたちに、京の千家十職という専門家たちが光をあてました。あらためて見出された世界の「用の美」と日本でうけつがれてきた伝統の技との出会いから、新たな作品の制作にいたるまで、どのように特別展がつくられていったのかをお話しします。

講師
八杉 佳穂(国立民族学博物館教授)

日時
2009年4月4日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料