第379回 アラブからみたヨーロッパ

演題
アラブからみたヨーロッパ

内容
ヨーロッパの人びとが「オリエント」をどのように見ているかという視点についてはこれまでも語られてきましたが、その逆の立場から語られることはあまりありませんでした。アラブ、イスラム世界からヨーロッパはどのように見えているのかについてお話します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
西尾 哲夫(国立民族学博物館教授)

日時
2010年1月9日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第90回 先住民の現在を読み解く(1) アフリカの狩猟採集民の事例から

演題
先住民の現在を読み解く(1)
アフリカの狩猟採集民の事例から

内容
国際的に先住民としての「権利」が認められる潮流の中で、比較的穏やかに「権利」を獲得していく場合と、国際政治をも揺るがすような問題にまで発展する場合とがあります。各民族の生業形態や社会システムに着目して考えます。

※講演会終了後の懇談会は、講演内容以外にもふだん疑問に思っていることなどを講師や参加者と考える時間にもなっています。みなさんのご参加をお待ちしています。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2010年1月17日(日) 14時~15時30分

場所
JICA地球ひろばセミナールーム202

定員
40名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第378回 人類学者×人類学者(6) 鳥居龍蔵、鹿野忠雄、馬淵東一 ─ 台湾に魅せられた人類学徒たち

演題
人類学者×人類学者(6)
鳥居龍蔵、鹿野忠雄、馬淵東一 ─ 台湾に魅せられた人類学徒たち

内容
日本の人類学者が海外ではじめて本格的なフィールド調査を行ったのが台湾でした。当時、未開の民と考えられていたオーストロネシア系の原住民族に向き合った3人の研究者の足跡をたどりながら、戦前日本の人類学のモードを探ります。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
野林 厚志(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年12月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

2009年国立民族学博物館 巡回展示、四国ではじめて開催

徳島県立博物館にて「マンダラ展」開催


文化庁「地域文化芸術振興プラン」
「マンダラ展 ─ チベット・ネパールの仏たち ─」(終了)

会期
2009年12月12日[土]~2010年2月7日[日]
〈休館日:毎週月曜日(ただし1月11日(月)は開館、1月12日(火)が休館)、年末年始(12月28日~1月4日)〉
開館時間
9:30~17:00
会場
徳島県立博物館
入館料
無料
主催
文化庁
国立民族学博物館
徳島県立博物館
財団法人千里文化財団
徳島県民文化祭開催委員会
助成
独立行政法人日本万国博覧会記念機構


Mandala: Deities of Tibetan and Nepalese Buddhism

マンダラ、およそ1500年前にインドで生まれ、ネパール、中国などに伝えられ、日本にも空海たちによってもたらされました。

マンダラは悟りを求めて修行する際の心の案内図の役をしたり、弟子が入門するときの儀式などに用いる道具あるいは舞台装置となったりします。

そこでは、身体は自己という心の空間と密接に結びついたひとつの宇宙、一種のマンダラと考えられています。修行者は身体という場において、自己と宇宙との同一性を経験します。身体という宇宙は心を包む袋であるとともに、背骨が須弥山であり、肉は大陸、血管は河川、血はそこを流れる水というように、大宇宙との相同関係をもっています。

そのため、宇宙も、われわれの身体も、さらにはひとりひとりの心もマンダラと呼ばれます。マンダラは、宇宙と身体と心が元来は同じものであることを体験するための道具です。

マンダラとそこに住まう神がみの空間で、ゆっくりとくつろいで自己と世界を感じとってください。


助成:助成:日本万国博覧会記念基金

*本事業は日本万国博覧会記念基金の助成をえて実施いたします。

第377回 人類学者×人類学者(5) 泉靖一と戦後日本の人類学研究のあゆみ ─ 南米研究を中心に

演題
人類学者×人類学者(5)
泉靖一と戦後日本の人類学研究のあゆみ ─ 南米研究を中心に

内容
東大に日本初の人類学講座をひらいた泉靖一。朝鮮半島での民族調査から始まり、アンデスの考古学調査を率いた泉は、晩年には民博の設立にも携わります。彼がおこなった調査や研究をたどることで、戦後日本の人類学研究のあゆみをお話します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
関 雄二(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年11月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料