第424回 特別展「渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館」関連 渋沢敬三の「民具」へのこだわり

演題
特別展「渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館」関連
渋沢敬三の「民具」へのこだわり

内容
アチックミューゼアムの設立者、渋沢敬三は日本銀行総裁や大蔵大臣をつとめる一方、膨大な量の民俗資料を収集し、毎朝、出勤前の2時間を民俗学の研究にあてるなど、地道な研究をおこなう学者、文化人としても熱心に活動していました。民具という考え方を提唱したのも渋沢敬三でした。彼がそれほどまでに民俗学に傾倒した事情や社会的背景などについてお話します。

※講演会終了後に見学会をおこないます。(1時間程度)

講師
小島 摩文(鹿児島純心女子大学教授)

日時
2013年10月5日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第423回 みんぱくコレクションを語る カチーナ人形の作り手たち ─40年後の「もの語り」の可能性

演題
みんぱくコレクションを語る
カチーナ人形の作り手たち ─40年後の「もの語り」の可能性

内容
カチーナ人形はアメリカ先住民のホピの人びとが儀礼で用いる木製の人形です。みんぱくは1980年前後に283点を収集しましたが、資料情報がたいへん限られている状態です。人形の台座に記されたサインを手がかりに、制作者本人や親族を探し出すことができたので、将来的にはインタビュー調査を行う予定です。人形資料を介した「もの語り」の可能性についてお話します。

※講演会終了後に懇談会をおこないます。(1時間程度)

講師
伊藤 敦規(国立民族学博物館助教)

日時
2013年9月7日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第422回 新日本の文化展示関連 日本の森とミツバチと人

演題
新日本の文化展示関連
日本の森とミツバチと人

内容
日本の文化展示では、長崎県対馬を事例にして現在の日本の養蜂を新しく紹介しています。対馬では大木をくりぬいて作るハチドウを用いた伝統的な方法で、野生のニホンミツバチから蜜を集めています。蜂の来訪を待つだけでなく、群れを誘導したり巣を移植したりもします。日本の里山のしくみに養蜂がいかに結びついているのか、世界各地の養蜂の事例と比較しながらお話します。

※講演会終了後に懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2013年8月3日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第421回 新日本の文化展示関連 罠猟のイノベーション ─動物との根比べ

演題
新日本の文化展示関連
罠猟のイノベーション ─動物との根比べ

内容
狩猟用の罠は、身近な素材を利用して誰でも作ることができ、サイズや作動する仕組みを千差万別に変えることができます。さらに興味深いのは、この知恵の継承が伝播論では説明できず、発明の時空間が多様な点です。リニューアルした日本の文化の展示場にある、現代の日本の罠をてがかりに、罠の進化を考えてみましょう。

※講演会終了後、質疑応答を中心とした懇談会を開催します(1時間程度)

講師
野林 厚志(国立民族学博物館教授)

日時
2013年7月6日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料