特集 渋沢敬三とアチック・ミューゼアム
近藤雅樹/渋沢雅英/橘川俊忠/渋沢敬三/斎藤純/梅棹忠夫/熊倉功夫/中牧弘允
生物学にあこがれていた大学生が、自邸内の物置小屋にあった屋根裏部屋に小さな博物館を開いた。屋根裏(アチック))にあったので、アチック・ミューゼアムっと名づけられた。動植物の標本、日本各地の郷土玩具の収集を経て、彼はやがて日本人の日常生活に深くかかわってきた素朴な道具の収集に向かう。身近に入手できる素材をもちい、自らつくり使う道具。博物館主・渋沢敬三は、それらの品物に「民具」という名前をあたえた。
アフリカに発酵文化をもとめて
吉田集而
酸っぱく独特のにおいをもつ発酵食品。東アジアやヨーロッパの食文化のなかでは、発酵食品が重要な位置を占めるが、アフリカにも発酵食品が発達したふたつの地域がある。西アフリカ諸国と北東アフリカのエチオピアである。
万国物欲博物図鑑 no.1
大正昭和くらしの博物誌
土橋とし子
顔フォーラムから 1
イッセー尾形の顔カタログ
野村雅一
企業ミュージアム探訪 第4回
「竹中大工道具館」
道具が伝える匠の技と精神
佐藤浩司
中央アジアの二〇世紀
帯谷知可
1991年、ソ連解体によって、独自の顔をあらわし、それぞれの道を歩みはじめた中央アジアの国々。現在に至る、中央アジア諸国の民族と国家の成立の歴史をたどり、二一世紀のゆくえを語る。