森の民の世界から
市川光雄
船尾 修
ムブティ・ピグミーは、中央アフリカの森林地帯、コンゴ盆地北東部のイトゥリの森で生活する。われわれと同時代を生きている狩猟採集社会の暮らしは、産業社会になにを語りかけているのか
物質・富・生命が循環する狩猟採集民の世界
市川光雄
時代のうねりのなかに生きるムブティ・ピグミー
船尾 修
綿花王 岡田幾松 ペルー日本移民とアシエンダ
稲村哲也
明治32(1899)年、日本人が第一回移民としてペルーへ渡ってから今年で100年がたつ。アシエンダ(大農園)での過酷な労働の日々をへて、大農場経営者への道を切り開いた男の生涯から、日本人移民の地域社会史を追う
霧の大地アンデス
高野 潤
1973年からアンデスを歩きつづけてきて、ここが霧にはぐくまれた大地であることを、次第に実感するようになった
トゥルナ・ニョマン
バリ島、トゥンガナン・プグリンシンガン村の若者組修行課程
内海 顕
儀礼の準備と遂行に明け暮れるこの村で、聖なる役をになうべく、少年たちは一年間の修行をかせられる
アザライとキャラバン・コンボイ
サハラ長距離交易の歴史と現在
南里章二
ふるくは古代ローマ時代にさかのぼるともされるサハラ交易は、沙漠という限定された地域間のみならず、イスラーム世界の発展の原動力ともなった『スーダンの金』の輸送をはじめ、外部世界の経済にも大きく関わってきた。アルジェリアとニジェール、マリをつなぐ交易ルートの旅を中心に、記録されることのすくない、サハラの交易者たちの現在の活動状況に迫る
民族学者のまなざし7
反FGM運動と権力関係
大塚和夫