演題
地球時代の片隅で-あるインディアンとウミガメの物語
内容
地球時代とは、梅棹忠夫初代館長が70年代の著作のなかで用いた表現です。国を超えて境界なく考えなければ、物事の解決に至らない時代が来るという発想です。私はカリブ海のミスキート・インディアンと呼ばれる民族を調査していますが、彼らのなかには毎年数千頭ものウミガメを捕食して生活する人びとがいます。もし現代が地球時代であるならば、なぜこのような非持続的にも思える暮らしが成り立つのか。本講演では、研究成果を紹介しながら、この点を考えていきます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会(40分)をおこないます。
場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室
講師
高木 仁(国立民族学博物館外来研究員)
日時
2018年10月6日(土) 13時30分~14時40分
定員
96名(当日先着順)
備考
■友の会会員:無料、一般:500円