第461回 インドにおける出産をめぐる信仰と産後ケア

演題
インドにおける出産をめぐる信仰と産後ケア

内容
近代化が進むアジアの地域と同様、今日のインドでは、かつて広く見られた産婆 の立ち会いによる自宅出産は減りつつあります。出産は「けがれ」の観念と深く結びついていますが、病院出産の普及とともに、出産の慣習は変化してきました。一方で、母親を取り巻く親族や地域に根付く産後ケアがあり、それはカーストや信仰とも関わっています。本講演会では、変わりゆく出産と産後ケアを通して、インド社会への理解を深めます。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会(40分)をおこないます。

講師
松尾 瑞穂(国立民族学博物館准教授)

日時
2016年12月3日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円