演題
祖先とともに住まう家
インドネシア、スンバ島で家屋を建てる
内容
乾燥した自然環境――決して生活条件のよくないスンバ島を有名にしているのは、豊かな装飾を施した織物と巨石文化、それに棟の高く突き出た独特の家屋の並ぶ集落景観です。巨大な屋根の高さは、地域によっては10メートルを超えることもあります。ところが、年に二度の農耕儀礼の時にしか、人間は屋根裏にのぼることが許されないのです。スンバ島の屋根にはどんな秘密がかくされているのでしょうか。建築構造や空間構成など、家屋にまつわる慣習とあわせてお話します。
※講義(14時~15時10分)終了後の懇談会では、映像資料「マラプの家」を鑑賞します。
講師
佐藤 浩司(国立民族学博物館准教授)
日時
2016年3月5日(土) 14時~16時
場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室
定員
96名(先着順)
備考
■友の会会員:無料