演題
インナータライにネパール近代化の縮図をみる
チトワン国立公園の開発を例に
内容
標高5000mを超える山々に抱かれる国ネパール。一方で南部には標高100m以下のタライ平野、そしてインナータライとよばれる盆地があります。かつてマラリアが猛威を振るったこれら低地帯では、一部の民族しか生活することができませんでした。 しかし、1951年にラナ専制政治が幕を閉じると、開発と人口移入が一挙に進み、その様相を大きく変えます。本講演会では、中央インナータライに位置するチトワン国立公園などを例に、タライ入植の歴史と自然保護区制定にともなう住民運動を紹介し、多民族国家ネパールの近代化や現代的な課題の一端をさぐります。
●講義と併せ、講師を囲む懇談会も時間内に予定しています。
講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)
日時
2015年6月14日(日) 14時~16時
場所
モンベル渋谷店5Fサロン
定員
60名(申込先着順)
備考
■友の会、モンベル会員:無料、一般:500円