第470回 2017/09/02 13:30〜14:40
演  題: 【開館40周年記念特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」関連】 
シーボルト父子が集めたアイヌ文化 
講  師: 佐々木史郎(国立アイヌ民族博物館設立準備室主幹)
内  容: ドイツ人の医師・博物学者で、19世紀に二度に渡って来日したシーボルト。彼の膨大な収集品の一部には、アイヌ文化に関する資料がありました。シーボルトが収集したアイヌ資料は、古さ、種類の多さ、日本を理解するうえで重要な要素になっていたであろう点で、大きな意味をもっています。そして、彼のアイヌ文化への関心は、次男のハインリッヒへと受け継がれていきました。親子二代に渡るシーボルト家のアイヌ資料収集についてご紹介します。
第471回 2017/10/7 13:30〜14:40
演  題: 【企画展「カナダ先住民の文化の力―過去、現在、未来」関連】 
カナダ先住民と建国150年―北西海岸先住民を事例に 
講  師: 岸上伸啓(国立民族学博物館教授)
内  容: 建国150年を迎える、多文化主義の国カナダ。
この150年は、先住民にとって、国家との政治的な対立と妥協を繰り返した時代でした。伝統的な生活から切り離されようとするなかで、先住民は一貫してそれらの継承や復興に努め、固有の権利を主張し続けてきました。一方で、先住民が欧米人と毛皮交易を行った結果、伝統的儀礼が大規模化したという例もあります。カナダ先住民の150年を、北西海岸先住民の事例に照らして紹介します。